橋本警察署高野幹部交番とは:寺院の意匠を取り入れた高野山の交番
橋本警察署高野幹部交番(はしもとけいさつしょこうやかんぶこうばん)は、和歌山県伊都郡高野町高野山にある大正10年(1921年)築の木造2階建ての警察庁舎で、平成17年(2005年)11月10日に登録有形文化財に登録された。
文化庁の記録では、屋根は銅板葺、建築面積は110平方メートルで、所有者は和歌山県である。
和歌山県によると、聖地高野に建つためか、寺院の意匠を多く取り入れた数少ない警察署の建物である。「高野」は「こうや」と読む。
橋本警察署高野幹部交番の設計
文化庁によると、設計を担当したのは県の建築技師、松田茂樹である。
屋根は切妻造の銅板葺で、正面中央に千鳥破風を配する。外部は真壁に見せ、1階を板張り、2階を漆喰塗りとしている。
文化庁は、舟肘木、間斗束、蟇股、妻の豕扠首など社寺建築の意匠を採り入れた近代和風建築の好例と評価している。
橋本警察署高野幹部交番の見どころ:和と洋の調和
和歌山県によると、外壁は和風が主体だが、窓は縦長の洋風である。和と洋の要素が巧みに調和している点が、この建物の特徴である。
正面に立ったら、千鳥破風の下の蟇股や、軒下の舟肘木と間斗束を探したい。寺院で見慣れた部材が、交番の正面に組み込まれている。
和歌山県によると、内部は一般的な洋風で、1階は執務室など、2階は集会室である。背後は増築されているが、正面などは新築当時の姿をよく残している。
橋本警察署高野幹部交番の見学方法
橋本警察署高野幹部交番は現在も交番として使われているため、内部の見学はできない。外観は道路から眺められるが、警察業務の妨げにならないよう配慮したい。
文化財についての問い合わせは和歌山県教育庁文化遺産課(073-441-3730)へ。
Q&A
- 橋本警察署高野幹部交番はいつ建てられたのですか?
- 大正10年(1921年)に建てられました。
- 高野幹部交番の読み方は?
- 「こうやかんぶこうばん」と読みます。
- 橋本警察署高野幹部交番の特徴は?
- 千鳥破風や蟇股、舟肘木など寺院の意匠を取り入れた近代和風建築で、窓は縦長の洋風です。
- 橋本警察署高野幹部交番を設計したのは誰ですか?
- 和歌山県の建築技師、松田茂樹です。
- 高野幹部交番の中は見学できますか?
- 現役の交番のため内部は見学できません。外観は道路から見られます。
基本情報
| 名称 | 橋本警察署高野幹部交番(はしもとけいさつしょこうやかんぶこうばん) |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県伊都郡高野町大字高野山638 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成17年(2005年)11月10日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造2階建、銅板葺、建築面積110平方メートル |
| 所有者 | 和歌山県 |
| 公開状況 | 現役の交番。外観のみ |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「橋本警察署高野幹部交番」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00005028
- 文化遺産オンライン「橋本警察署高野幹部交番」
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/140798
- 和歌山県「わかやまの文化財 橋本警察署高野幹部交番」
- https://wakayama-bunkazai.jp/bunkazai/bunkazai_127/
最終更新日: 2026.09.28