金峯神社本殿とは
金峯神社本殿は、山形県鶴岡市の金峯山の山頂近くに建つ慶長13年(1608年)の本殿で、平成13年(2001年)11月14日に国の重要文化財に指定された(文化庁)。読みは「きんぼうじんじゃほんでん」で、「きんぷ」ではない。
文化庁の記録では、桁行正面1間・背面3間、梁間2間、一重もこし付、入母屋造、銅板葺。附として棟札6枚が指定されている。指定番号は02399、所有者は金峯神社である。
金峯修験の山
文化庁によれば、金峯山は庄内平野の南端にあり、古くから霊山として篤く信仰されてきた。鶴岡ツーリズムビューローは、標高471メートルの山に金峯修験の信仰の歴史があり、かつては女人禁制だったと紹介している。
金峯神社によれば、本殿はかつての蔵王権現堂で、創建は嵯峨天皇から仁明天皇の時代と伝わり、久安6年(1150年)に藤原秀衡が再建したとされる。文化庁は、棟札や文書から、慶長13年(1608年)に最上義光を大檀那として前身の建物を改造して建てられたと考えられるとしている。
その後も酒井家の歴代によって修復が重ねられ、令和3年(2021年)には屋根の全面葺き替えが行われた(金峯神社)。
重要文化財としての価値
金峯神社本殿は平成13年(2001年)に重要文化財に指定された。文化庁の解説は、もこしを付け詰組とする禅宗様の仏殿形式を基本としながら、身舎を神社本殿の平面とする特異な構成をもつとしている。
向唐破風造としたもこし正面の扱いにも類例がなく、近世初期の建築として意匠的な価値が高い。文化庁は、東北地方における数少ない修験道の遺構としても重要としている。
見どころ
身舎は桁行正面1間・背面3間、梁間2間で、入母屋造の屋根を架け、周囲にもこしを廻す(文化庁)。正面に回ったら、もこしの正面を唐破風で飾った独特の姿を見たい。
山頂からは庄内平野や月山、鳥海山を望むことができ、金峯山は国の名勝に指定されている(鶴岡ツーリズムビューロー)。参道には寛延4年(1751年)の随神門や、中腹の中の宮の拝殿(旧如意輪観音堂)などがある(金峯神社)。
見学について
金峯神社によれば、参拝・祈祷の受付時間は4月1日から10月31日が午前8時30分から午後5時まで、11月1日から3月31日が午前9時から午後4時30分まで。車は中腹の中の宮まで登ることができ、駐車場は2か所ある。
鶴岡ツーリズムビューローによれば、中の宮へは麓から車で約15分。本殿は山頂近くにあるため、そこからは山道を歩く。所在地は鶴岡市青龍寺字金峯1で、問い合わせ先は金峯神社社務所(電話0235-23-7863)。
Q&A
- 金峯神社本殿はいつ建てられましたか?
- 文化庁によれば、慶長13年(1608年)に最上義光を大檀那として前身の建物を改造して建てられたと考えられます。
- 金峯神社はなんと読みますか?
- 「きんぼうじんじゃ」と読みます(文化庁)。
- 金峯神社本殿の建築の特徴は?
- もこし付で詰組の禅宗様仏殿形式を基本にしながら、身舎を神社本殿の平面とする特異な構成で、もこし正面は向唐破風造です(文化庁)。
- 金峯神社本殿へはどう行きますか?
- 車で中腹の中の宮まで登れ、麓から約15分です。本殿は山頂近くにあり、そこからは歩きます(金峯神社・鶴岡ツーリズムビューロー)。
- 金峯神社本殿が重要文化財に指定されたのはいつですか?
- 平成13年(2001年)11月14日です。附として棟札6枚も指定されています。
基本情報
| 名称 | 金峯神社本殿(きんぼうじんじゃほんでん) |
|---|---|
| 所在地 | 山形県鶴岡市大字青龍寺字金峯1番地 |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成13年(2001年)11月14日指定 |
| 員数 | 1棟(附 棟札6枚) |
| 寸法 | 桁行正面1間・背面3間、梁間2間、一重もこし付、入母屋造、銅板葺 |
| 所有者 | 金峯神社 |
| 公開状況 | 参拝可(受付は季節により8時30分または9時から) |
参考文献
- 金峯神社本殿(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/3710
- 金峯神社(公式)
- https://kinbo.jp/
- 境内マップと史跡案内(金峯神社)
- https://kinbo.jp/jinja/kinbozan-map/
- ご参拝・ご祈祷(金峯神社)
- https://kinbo.jp/jinja/worship/
- 金峯山(つるおか観光ナビ)
- https://www.tsuruokakanko.com/spot/7054
最終更新日: 2026.10.14