松寿軒長崎とは

松寿軒長崎は、山梨県南アルプス市荊沢の富士川街道(国道52号)沿いにある、大正15年・昭和元年(1926年)に建てられた和菓子店の土蔵造の店舗で、平成10年(1998年)1月16日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「しょうじゅけんながさき」(文化庁、南アルプス市)。

文化庁の記録では、土蔵造2階建、瓦葺、建築面積102平方メートルで、登録番号は19-0024である。南アルプス市によれば、所有者は個人である。

荊沢宿と松寿軒長崎の歩み

南アルプス市によれば、松寿軒長崎は明治24年(1891年)に創業した和菓子の老舗である。所在する荊沢はかつて駿信往還の宿場町で、鰍沢の富士川舟運が盛んだった頃には、物資の流通や人の往来で荊沢宿もにぎわった。

文化庁によれば、松寿軒長崎は国道52号(富士川街道)が鍵の手に曲がる場所に建ち、街道の要所に建つ老舗として広く親しまれている。

登録有形文化財としての価値

松寿軒長崎は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。南アルプス市は、老朽化に伴って一部が改築されたものの、創業当時の外観をほぼ今に伝えているとする。

見どころ

文化庁によれば、寄棟造、平入の土蔵造の町家で、軒先を持ち送り状に3段に重ねるなど重厚な外観をもつ。

南アルプス市によれば、松寿軒長崎は大阪などで見られる土蔵を模した外観で、寄棟の屋根に漆喰仕上げの壁を見せる。街道が折れ曲がる角に建つため、通りの先からもその姿がよく目に入る(文化庁)。

見学について

松寿軒長崎は南アルプス市荊沢319にある個人所有の建物である。現在の営業状況は確認できていないため、訪れる場合は外観を道路から見学し、周囲の迷惑にならないよう配慮したい。

問い合わせは南アルプス市教育委員会文化財課(055-282-7269)。

Q&A

Q松寿軒長崎はいつ建てられましたか?
A大正15年・昭和元年(1926年)です(文化庁、南アルプス市)。
Q創業はいつですか?
A明治24年(1891年)に和菓子の老舗として創業しました(南アルプス市)。
Q外観の特徴は?
A寄棟造、平入の土蔵造町家で、軒先を持ち送り状に3段に重ねた重厚な外観です(文化庁)。
Q荊沢はどんな町でしたか?
A駿信往還の宿場町で、富士川舟運が盛んな頃は物資の流通でにぎわいました(南アルプス市)。
Q松寿軒長崎が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成10年(1998年)1月16日です。

基本情報

名称松寿軒長崎(しょうじゅけんながさき)
所在地山梨県南アルプス市荊沢319他
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成10年(1998年)1月16日登録
員数1棟
寸法土蔵造2階建、瓦葺、建築面積102平方メートル
所有者個人
公開状況個人所有、外観のみ

参考文献

松寿軒長崎(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00000431
登録有形文化財「松寿軒長崎」(南アルプス市)
https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/shojyukennagasaki.html

最終更新日: 2026.10.11