東光寺仏殿とは

東光寺仏殿は、山梨県甲府市東光寺町にある室町時代後期の禅宗の仏殿で、昭和2年(1927年)4月25日に国の重要文化財に指定された(文化庁)。読みは「とうこうじぶつでん」。

文化庁の記録では、桁行三間、梁間三間、一重もこし付、入母屋造、檜皮葺。指定番号は00836である。

文化庁の記録にある昭和2年(1927年)の指定日は、旧法による指定の日付である。

兵火と戦災を免れた仏殿

山梨県によれば、東光寺は臨済宗妙心寺派の寺で、建長寺の蘭渓道隆を開山として文永年間(1264〜1274年)に創立されたと伝え、武田晴信(信玄)の援助で天文年間(1532〜1554年)に諸堂を再興し、甲府五山の一つとして栄えた。

天正10年(1582年)に織田勢の兵火で諸堂を焼失した際も、昭和20年(1945年)の戦災で近世に再建された諸堂が全焼した際も、この仏殿だけが残された(山梨県)。

重要文化財としての価値

山梨県によれば、仏殿は低い基壇の上に建ち、身舎の周囲に裳階をめぐらせ、檜皮葺の入母屋造の屋根が二重に見える外観とする。禅宗仏殿の形式をとるが後世の改変があり、他の禅宗仏殿とはやや感じを異にする。県内の清白寺仏殿(山梨市)、最恩寺仏殿(南部町)とならび、中世の禅宗建築の推移を知るうえで重要な遺構である。

見どころ

裳階をめぐらせて二重に見える檜皮葺の屋根が見どころである(山梨県)。本堂と庫裏の裏には、県の名勝に指定された鎌倉時代中期の特色を示す池泉鑑賞式の庭園がある(山梨県)。

見学について

東光寺が所有する(文化庁)。拝観の時間や料金について、公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q東光寺仏殿はいつ建てられましたか?
A室町時代後期です(文化庁)。山梨県は室町時代と推定しています。
Q東光寺仏殿の形式は?
A桁行三間、梁間三間、一重もこし付、入母屋造、檜皮葺です(文化庁)。
Qなぜ仏殿だけが残っているのですか?
A天正10年(1582年)の兵火と昭和20年(1945年)の戦災のどちらでも、仏殿だけが焼失を免れたからです(山梨県)。
Q東光寺の庭園も見られますか?
A本堂と庫裏の裏に県指定名勝の庭園があります(山梨県)。
Q東光寺仏殿が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A昭和2年(1927年)4月25日です(文化庁)。

基本情報

名称東光寺仏殿(とうこうじぶつでん)
所在地山梨県甲府市東光寺町
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和2年(1927年)4月25日指定
員数1棟
寸法桁行三間、梁間三間、一重もこし付、入母屋造、檜皮葺
所有者東光寺
公開状況拝観の公的な案内なし

参考文献

東光寺仏殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/839
東光寺仏殿(山梨の文化財ガイド、山梨県)
https://www.pref.yamanashi.jp/bunka/bunkazaihogo/bunkazai_data/yamanashinobunkazai_kb0007.html
東光寺庭園(山梨の文化財ガイド、山梨県)
https://www.pref.yamanashi.jp/bunka/bunkazaihogo/bunkazai_data/yamanashinobunkazai_mc0001.html

最終更新日: 2026.10.21