東観音寺多宝塔とは
東観音寺多宝塔は、愛知県豊橋市小松原町の東観音寺にある大永8年(1528年)頃の多宝塔で、明治40年(1907年)5月27日に旧法で指定され、文化財保護法のもとで国の重要文化財となった。読みは「ひがしかんのんじたほうとう」。文化庁の記録では、三間多宝塔、こけら葺である。
豊橋観光コンベンション協会によれば、東観音寺は行基が当地を訪れた際に熊野神社のお告げを聞いて馬頭観音像を刻み、天平5年(733年)に開いたと伝えられる寺である。
重要文化財としての価値
東観音寺多宝塔は明治40年(1907年)に指定された。文化庁の記録では、建立は室町時代後期の大永8年(1528年)頃で、三間多宝塔、屋根はこけら葺である。年代のおおよそ分かる室町時代後期の多宝塔が、三河の古刹に伝わっている点に価値がある。
多宝塔は、方形の下層の上に円形の亀腹を置き、上層を円形とする二重の塔で、密教寺院に建てられることが多い。愛知県内では、名古屋市の観音寺多宝塔や稲沢市の萬徳寺多宝塔なども室町時代の多宝塔として国の重要文化財に指定されている。
見どころ
こけら葺の屋根に注目したい。薄い板を重ねて葺いた屋根は、柔らかな線を描き、二重の軒が重なる多宝塔の姿を軽やかに見せている。
境内では、旧暦2月の午の日に「馬頭観音二の午祭」が開かれ、牛馬の飼い主が祈願を行う。植木市や金魚市が立ち、多くの人でにぎわう(豊橋観光コンベンション協会)。
参拝について
豊橋観光コンベンション協会によれば、境内は自由に参拝でき、料金は無料で、駐車場がある。JR二川駅からタクシーで15分。所在地は豊橋市小松原町字坪尻14、電話0532-21-1747。
Q&A
- 東観音寺多宝塔はいつ建てられましたか?
- 文化庁の記録では大永8年(1528年)頃、室町時代後期の建立です。
- 東観音寺多宝塔が重要文化財に指定されたのはいつですか?
- 明治40年(1907年)5月27日に旧法で指定され、文化財保護法のもとで重要文化財となりました。
- 多宝塔の形式は?
- 三間多宝塔で、こけら葺です。
- 東観音寺はどのような寺ですか?
- 行基が馬頭観音像を刻み天平5年(733年)に開いたと伝わる寺で、旧暦2月の午の日に馬頭観音二の午祭が開かれます。
- 東観音寺へはどう行けばよいですか?
- JR二川駅からタクシーで15分です。境内は自由に参拝でき、駐車場があります。
基本情報
| 名称 | 東観音寺多宝塔(ひがしかんのんじたほうとう) |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県豊橋市小松原町字坪尻14(東観音寺) |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 明治40年(1907年)5月27日指定 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | 三間多宝塔、こけら葺 |
| 所有者 | 東観音寺 |
| 公開状況 | 境内自由(無料) |
参考文献
- 東観音寺多宝塔(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1194
- 東観音寺(豊橋観光コンベンション協会)
- https://www.honokuni.or.jp/toyohashi/spot/000051.html
最終更新日: 2026.10.05