興禅寺(犬山市羽黒)とは
興禅寺は、愛知県犬山市羽黒の羽黒城址に隣接する寺院で、文政13年(1830年)の庫裏、明治31年(1898年)の本堂、昭和14年(1939年)の山門の3件が国の登録有形文化財に登録されている。所在地は犬山市大字羽黒字城屋敷16。
犬山市によれば、興禅寺は梶原景時が承安4年(1174年)に菩提寺として建立した寺で、境内の一角には「梶原一族の墓」がある。天正12年(1584年)の小牧・長久手の戦いの兵火で焼失し、慶長7年(1602年)に犬山城主小笠原吉次の寄進で再建されたが、延宝8年(1680年)に再び全焼し、その後再建されて今日に至る。
境内の建物
文化庁の記録によれば、山門は本堂の前方に南面して建つ切妻造本瓦葺の四脚門で、左右にL字型の築地塀を延ばす。本堂は南面して建ち、方丈形式の本堂では珍しい二重屋根の堂々とした外観をもつ。庫裏は本堂の東に位置する南北棟で、西側の接客部と東側の居住部に分かれる。
3件はそれぞれ江戸時代後期、明治時代、昭和時代前期と年代が異なり、再建を重ねてきた寺の歴史を、山門から本堂、庫裏へと続く伽藍のなかで見ることができる。庫裏は平成15年(2003年)、本堂と山門は平成18年(2006年)に登録された。
参拝とアクセス
犬山市によれば、興禅寺は名鉄小牧線の羽黒駅から西へ約500メートル、羽黒城址に隣接し、県道草井羽黒線の北側に広い境内がある。拝観の受付や堂内の公開についての公的な案内は見当たらないので、訪ねる際は寺の行事などに配慮したい。
参考文献
- 興禅寺本堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00005619
- 興禅寺庫裏(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00003649
- 興禅寺山門(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00005620
- 興禅寺(犬山文化遺産ナビ 犬山市)
- https://inuyama-tabi.com/point/detail/221/
最終更新日: 2026.10.05
基本情報
| 名称 | 興禅寺(犬山市羽黒) |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県犬山市大字羽黒字城屋敷16 |
| 所有者 | 宗教法人興禅寺 |
| 指定 | 登録有形文化財 3件 |
| 座標 | 35.35302, 136.94906 |