南山学園ライネルス館とは

南山学園ライネルス館は、愛知県名古屋市昭和区五軒家町にある昭和7年(1932年)の学校の本館で、平成10年(1998年)9月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「なんざんがくえんらいねるすかん」。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建で、建築面積529平方メートル。登録番号は23-0014である。

創立時の本館

南山学園ライネルス館は、学園創立時(当時は南山中学校)の本館として建てられた(文化庁)。名古屋市によれば、南山学園は昭和7年(1932年)にドイツ人のライネルスが創立し、建物の名称は創立者にちなむ(文化庁)。南山大学は創立者をヨゼフ・ライネルス師としている。

設計はスイス人建築家ヒンデルである(文化庁)。名古屋市は設計者をマックス・ヒンデルとし、ライネルス館は南山丘陵の一面を削って盛土した敷地の最南端に位置するとしている。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、外壁をヒンデル好みの黄土色とし、玄関ポーチの円柱と外壁の柱型の横目地が目を引き、パラペットの三角の切り込みは特異で類例を見ないとして、「造形の規範となっているもの」に登録した。名古屋市は、左右対称で黄土色のテラゾーで仕上げた、規律と地味さが際立つ意匠としている。

見どころ

玄関ポーチの円柱、外壁の柱型に刻まれた横目地、パラペットの三角の切り込みが見どころである(文化庁)。黄土色のテラゾー仕上げと左右対称の外観にも注目したい(名古屋市)。

見学について

学校法人南山学園の学校施設である(文化庁)。見学について公的な案内は確認できなかった。名古屋市は、ライネルス館を講堂・ピオ11世館とともに、平成8年(1996年)2月27日に都市景観重要建築物等に指定している。

Q&A

Q南山学園ライネルス館はいつ建てられましたか?
A昭和7年(1932年)です(文化庁)。
Qライネルス館の名前の由来は?
A南山学園の創立者ライネルスにちなみます(文化庁、名古屋市)。
Q南山学園ライネルス館は誰が設計しましたか?
Aスイス人建築家マックス・ヒンデルです(文化庁、名古屋市)。
Q南山学園ライネルス館の見どころは?
A黄土色の外壁、玄関ポーチの円柱、パラペットの三角の切り込みです(文化庁)。
Q南山学園ライネルス館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成10年(1998年)9月2日です(文化庁)。

基本情報

名称南山学園ライネルス館(なんざんがくえんらいねるすかん)
所在地愛知県名古屋市昭和区五軒家町6-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成10年(1998年)9月2日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建、建築面積529㎡
所有者学校法人南山学園
公開状況学校施設(見学の公的な案内なし)

参考文献

南山学園ライネルス館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000791
南山学園ライネルス館・講堂・ピオ11世館(名古屋市)
https://www.city.nagoya.jp/kankou/kankouinfo/1013766/1013962/1034454/1014015.html
特集 ライネルス中央図書館構想(南山大学)
https://www.nanzan-u.ac.jp/Topics/pdf/218.pdf
Max Hinder に関する論文(NOAG 189–190、ハンブルク大学、ドイツ語)
https://www.oag.uni-hamburg.de/noag/noag-189-190-2013-2014/krebs-hinder.pdf

最終更新日: 2026.10.19