渡部家住宅主屋とは

渡部家住宅主屋は、秋田県鹿角市八幡平にある明治24年(1891年)の地主住宅で、平成18年(2006年)3月27日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「わたなべけじゅうたくしゅおく」。

文化庁の記録では、木造平屋建、茅葺(現在は鉄板で仮に葺く)で、建築面積374平方メートル。登録番号は05-0137である。

在郷武士の家系をひく地主の住まい

渡部家住宅主屋は、在郷武士の家系をひく地主の住宅である(文化庁)。規模は桁行14間、梁間7間で、屋根は寄棟造、もとは茅葺である。正面の西南に玄関と小座敷を突き出す。

家の記録から、上棟の年と、大工棟梁が浅利重吉であったことが分かっている(文化庁)。同じ棟梁は、のちに敷地内の土蔵も手がけた。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、たちが高く、小さな土間と24畳半敷の大座敷に特色があり、用材や造作も上質であるとして、「造形の規範となっているもの」として登録した。秋田県も、規模の大きさと上質な用材・造作をこの住宅の特色に挙げている。

見どころ

来賓用の小座敷と、坪庭を挟んで対をなす24畳半敷の大座敷が見どころである(秋田県)。秋田県によれば、大座敷には槐(えんじゅ)や桐がふんだんに使われている。

外観では、西南に突き出した玄関と小座敷が、横に長い寄棟屋根の正面に変化をつけている(文化庁)。

見学について

個人の住宅で、内部の公開について市や県の公的な案内は確認できなかった。大座敷や小座敷は建物の内部にあるため、見学の機会が設けられた場合に限って見られる。

Q&A

Q渡部家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A明治24年(1891年)です(文化庁)。
Q渡部家住宅主屋を建てた大工は分かっていますか?
A家の記録から、大工棟梁の浅利重吉と分かっています(文化庁)。
Q渡部家住宅主屋の見どころは?
A24畳半敷の大座敷と来賓用の小座敷で、槐や桐がふんだんに使われています(秋田県)。
Q渡部家住宅主屋の屋根は何で葺かれていますか?
Aもとは茅葺の寄棟造で、現在は鉄板で仮に葺かれています(文化庁)。
Q渡部家住宅主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成18年(2006年)3月27日です(文化庁)。

基本情報

名称渡部家住宅主屋(わたなべけじゅうたくしゅおく)
所在地秋田県鹿角市八幡平字石鳥谷63
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成18年(2006年)3月27日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、茅葺(鉄板仮葺)、建築面積374㎡、桁行14間・梁間7間
所有者個人(鹿角市の文化財一覧による。文化庁データベースは記載なし)
公開状況個人の住宅(公開について公的な案内なし)

参考文献

渡部家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005403
渡部家住宅(美の国あきたネット・秋田県)
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/1626
指定文化財一覧(鹿角市)
https://www.city.kazuno.lg.jp/kanko_bunka_sports/bunkazai/2/3968.html

最終更新日: 2026.10.19