旧小坂鉄道小坂駅機関車庫とは
旧小坂鉄道小坂駅機関車庫は、秋田県鹿角郡小坂町の旧小坂駅構内にある昭和37年(1962年)建築の鉄骨造の機関車庫で、平成27年(2015年)3月26日に国の登録有形文化財(建造物)に登録された(文化庁)。
文化庁の記録では、鉄骨造平屋建、鉄板葺で、建築面積は1163平方メートルある。昭和44年(1969年)と平成26年(2014年)に改修を受けている。登録番号は05-0206。
改軌の年に建った機関車庫
旧小坂鉄道小坂駅機関車庫が建った昭和37年(1962年)は、小坂鉄道が軌間を1067ミリに広げ、全線を内燃動力に切り替えた年でもある。小坂鉄道レールパークの年表によれば、同年4月に改軌が認可され、10月に改軌後の営業が始まった。昭和42年(1967年)12月には輸送力を増やすためDD130形ディーゼル機関車が走り始めている。
鉄道の廃止後、平成23年(2011年)に小坂町が小坂製錬から機関車庫を借り受け、平成26年(2014年)3月に改修工事を終えた(小坂鉄道レールパーク)。
登録有形文化財としての価値
旧小坂鉄道小坂駅機関車庫は小坂駅構内の北端に位置し、桁行75メートル、梁間15メートルの切妻造で、引込線2線を収める東西に長い鉄骨造平屋建である。外装は波形スレート張とする(文化庁)。
架構には、トラスで組んだ部材による山形ラーメン構造を採り、工場建築にふさわしい大きな内部空間をつくっている。文化庁はこの点を評価し、「造形の規範となっているもの」として登録した。
見どころ
旧小坂鉄道小坂駅機関車庫の中に入ったら、天井を見上げたい。柱と梁が一体になった山形の骨組みがトラスで組まれ、75メートルの奥行きに向かって規則正しく並ぶ。柱の少ない広い空間は、機関車を2線に並べて整備するための構えである。
外から見ると、波形スレートの壁と切妻屋根が東西に長く延び、駅舎の木造の軒とは対照的な昭和の産業建築の姿を見せる。
旧小坂鉄道小坂駅機関車庫の見学
旧小坂鉄道小坂駅機関車庫は小坂鉄道レールパークの構内にあり、入園料で見学できる施設に機関車庫が含まれている(小坂鉄道レールパーク)。公開はレールパークの営業期間(4月1日から11月23日まで)に限られる。開園時間・料金と行き方は旧小坂鉄道小坂駅のページにまとめてある。
Q&A
- 旧小坂鉄道小坂駅機関車庫はいつ建てられましたか?
- 昭和37年(1962年)です。昭和44年(1969年)と平成26年(2014年)に改修されています(文化庁)。
- 旧小坂鉄道小坂駅機関車庫はいつ登録有形文化財になりましたか?
- 平成27年(2015年)3月26日です(文化庁)。
- 旧小坂鉄道小坂駅機関車庫の大きさは?
- 桁行75メートル、梁間15メートルで、建築面積は1163平方メートルです(文化庁)。
- 旧小坂鉄道小坂駅機関車庫の構造の特徴は?
- トラスで組んだ部材による山形ラーメン構造で、大きな内部空間をつくっています(文化庁)。
- 旧小坂鉄道小坂駅機関車庫の中は見学できますか?
- 小坂鉄道レールパークの入園料で見学できます。営業期間は4月1日から11月23日までです(小坂鉄道レールパーク)。
基本情報
| 名称 | 旧小坂鉄道小坂駅機関車庫(きゅうこさかてつどうこさかえききかんしゃこ) |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川20-3他 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成27年(2015年)3月26日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 鉄骨造平屋建、鉄板葺、建築面積1163㎡、桁行75m・梁間15m |
| 所有者 | 小坂町 |
| 公開状況 | 小坂鉄道レールパークとして公開(有料・冬期休園) |
参考文献
- 旧小坂鉄道小坂駅機関車庫(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00010408
- 小坂鉄道レールパークとは(小坂鉄道レールパーク)
- https://kosaka-rp.com/pages/9/
- 営業時間・料金(小坂鉄道レールパーク)
- https://kosaka-rp.com/pages/159/
最終更新日: 2026.11.08