全国の登録有形文化財
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奈良県斑鳩町龍田の造り酒屋・太田酒造の主屋。屋根の瓦銘から文政十二年(一八二九)と建立年が判明し、この地方の町家を編年する基準的な一棟とされる。今も銘酒「初時雨」の蔵元の店舗として使われている。
奈良県斑鳩町龍田の太田酒造に残る江戸末期の茶室。主屋の奥、中庭を隔てて建つ床付き三畳台目の小間で、西面に躙口を開き、南の土庇が待合を兼ねる。酒屋が茶室を構えたことに当家の財力がうかがえる。
奈良県斑鳩町龍田の太田酒造で最大の建物。石積基礎に載り、敷地西辺に長大な壁面を見せる明治初期の仕込蔵で、南妻面で南大蔵に接続する。醸造がつくり出した歴史的景観への寄与が登録の理由である。
奈良県斑鳩町龍田の太田酒造の明治初期の大きな醸造蔵。居住区画と北西の醸造区画をつなぐ位置に建ち、東長屋と西大蔵に接する。連なる蔵が龍田の醸造の町並みを形づくるうえで中心的な役割を担う。
奈良市鵲町の岡田家住宅蔵は、昭和5年に敷地南東隅へ建てられた土蔵造平屋建の蔵。切石基礎に漆喰塗の外壁、両側面の腰は竪板張とし、西面中央の戸口に片引土戸と網入格子戸を建て込む。建築面積11平方メートルの家財蔵。
奈良市鵲町の岡田家住宅主屋は、明治前期に助産婦の住居として建てられた町家。右手の通り土間に沿ってミセノマ、ブツマ、ザシキを一列に並べ、建ちの低い古式を残す。平成26年登録の有形文化財で、内部は非公開。
奈良市鵲町の岡田家住宅離れ及び渡廊下は、主屋後方の北寄りに建つ大正期の座敷。六畳の北面に床構えを備え、東に板間が張り出す。中庭側を開放した渡廊下や便所の円窓にまで数寄屋風の造作が及ぶ。平成26年登録。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅内蔵は、大正8年建築の土蔵造2階建。渡廊下から前室を介して主屋とつながる唯一の蔵で、小屋組にトラスを用い、二階床には荷揚げの開口を設ける。令和2年に登録有形文化財となった非公開の蔵。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅主屋・茶室及び渡廊下は、大正6年建築で建築面積399平方メートル。主体部を一段高くした入母屋造に下屋を廻し、東に土間、西に3列9室を配す。渡廊下の先に茶室が付き、令和2年に登録された。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅北米蔵は、大正後期の平屋の米蔵で建築面積115平方メートルと蔵7棟で最大。内部は東西2室の板敷で、壁は貫を現した真壁、小屋はトラスに組む。本蔵と並んで北辺を構え、令和2年に登録された。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅新乾蔵は、昭和13年頃の土蔵造2階建。乾は北西を指し、蔵は敷地の北西に建つ。鉢巻2段と水切を廻し、内部は和小屋の隅を火打梁で固める。建築年が分かる棟では最も新しく、令和2年に登録された。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅瀬戸物蔵は、明治20年頃の土蔵造2階建で蔵7棟のうち最も古い。置屋根形式の本瓦葺、腰は海鼠壁とし、東面の戸口に銅板葺の庇と木瓜形の縁取りを施す。令和2年に登録された非公開の蔵。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅長屋門は、桁行約30メートルの昭和前期の長屋門。出桁で軒を支え、東端の門口から西へ門番部屋・納戸・仲間部屋が並ぶ。庄屋の家の格式を示す表構で、令和2年に登録有形文化財となった。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅西納屋及び庭門は、離座敷の東に続く昭和前期の建物。1つの切妻屋根の下に庭門と納屋を並べ、腰壁の横板と縦板で両者を張り分ける。敷地を南北に仕切る列の一部で、令和2年に登録された。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅離座敷は、登録15棟で最も古い江戸末期の離れ座敷。主屋の北に南面し、前庭と北の作業庭を分ける。4室を並べ、西端の座敷は床差の竿縁天井とする。令和2年に登録有形文化財となった非公開の建物。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅東米蔵は、大正8年建築の土蔵造平屋建、建築面積70平方メートルの米蔵。戸口は屋敷の内に向け、路地側の東面だけ腰に竪板を張る。敷地東側の路地の景観をつくり、令和2年に登録された。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅東納屋及び高塀は、登録15棟で最小の17平方メートルの納屋と延長7.2メートルの塀。招造の屋根をかけ、北面は全面を板戸として作業庭へ開く。塀も意匠を揃え、令和2年に登録有形文化財となった。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅東門及び土塀は、敷地の東と北を囲む昭和前期の門と塀。石の門柱に鉄管のアーチを渡して扉を吊る東門と、総延長119メートルの本瓦葺の土塀からなる。令和2年登録で、外観は道から見られる。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅本蔵は、主屋と同じ大正6年に建てられた土蔵造2階建、建築面積98平方メートルの蔵。北辺中央に南面し、南・東面に持送付の小庇を載せた窓を多数開き、水切を2段廻す。令和2年に登録された。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅南米蔵は、敷地南東隅に建つ昭和前期の米蔵。建築面積22平方メートルと登録された蔵7棟で最も小さいが、軒下に鉢巻を3段廻す。長屋門とともに表構をつくり、南と東の道から外観を見られる。