全国の登録有形文化財
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栃木市の巴波川東岸に約113メートル延びる塚田家住宅板塀。縦板張に桟瓦葺の屋根をのせ、五箇所の潜戸を穿つ。水面に映る黒い塀と白壁の土蔵は、蔵の街を代表する川辺の景観の一つとなっている。
栃木市の巴波川に面して建つ塚田家住宅旧米蔵。建築面積約20平方メートルの最も小さな蔵で、米を収めたために室内高が高い。大正期の建築で、豪商の屋敷構を静かに締めくくる小さな一棟である。
栃木市の巴波川東岸に建つ塚田家住宅旧主屋。明治後期の木造総二階建で、庭に面した三方の縁と八畳間、繊細な数寄屋風の座敷が見どころとなる。現在は塚田歴史伝説館として一般公開されている。
栃木市の幸来橋東南、通りと川に面して建つ塚田家住宅文庫蔵。小屋梁の墨書から明治32年の上棟とわかる。切妻造・桟瓦葺の白漆喰塗二階建で、出入口や窓に観音扉を備えた本格的な土蔵建築である。
栃木市の塚田家住宅銘木蔵は、屋敷地南辺に建つ約152平方メートルの最大の蔵。銘木を収めた倉庫で、五棟のうち唯一「再現が容易でない」基準で登録された、材木問屋の中核をなす商業建築である。
栃木市倭町の塚田歴史伝説館事務室、売店及び休憩所は、大正5年建築の登録有形文化財である。三棟を連結して東西に長い二階建とし、墨書によって建設年が判明した。建築面積は約180平方メートルで、現在は館の受付と休憩空間になっている。
栃木市倭町の塚田歴史伝説館展示館は、明治36年建築の土蔵で平成12年に国の登録有形文化財となった。巴波川に面する西面には鉄格子入りの窓が五つ並び、黒塀と白壁が水面に映る蔵の街の景観をつくる。邸内で最も古い蔵にあたる。
栃木市倭町の塚田歴史伝説館人形山車・銘木展示館は、明治42年上棟の旧荷蔵で、平成12年に国の登録有形文化財となった。L字型平面に洋式のキングポストトラスを架け、中央に荷を通す通路をもつ。建築面積は約322平方メートル。
釣地橋は足利市稲岡町の出流川旧川道に架かる大正6年の石造4連桁橋。橋脚を含め全体を花崗岩で築き、欄干親柱には名草の石工の刻銘が残る。稲岡観音堂の参道の一部を成し、平成18年に国の登録有形文化財となった。
佐野市天明町の糸問屋・寺岡糸店が原糸の貯蔵に使った大正8年(1919年)建築の石蔵。大谷石積をあらわした石造平屋建で、2段の鉢巻、鉄製の引分け戸、内部の小幅板、トラスの小屋組をもつ。2019年に登録された。
佐野市天明町の糸問屋・寺岡糸店の店舗の東に立つ昭和9年(1934年)建築の大門。資材の搬入に使われた木造の門で、高さ3.6m、間口3.1m。花崗岩の延石に載る板塀の袖塀を左右に付ける。2019年登録。
佐野市天明町の糸問屋・寺岡糸店の昭和8年(1933年)建築の主屋。寄棟造桟瓦葺の木造2階建で、上下階とも四周に下屋を廻し、入母屋造の玄関を構える。1階は書院風、2階は数寄屋風に仕上げる。2019年に登録。
栃木県佐野市天明町の糸問屋・寺岡糸店の昭和8年(1933年)建築の店舗。寄棟造桟瓦葺の屋根に正面の下屋、漆喰壁に下見板張の腰、前寄りの店の間は2層吹抜とする。令和元年(2019年)に登録有形文化財に登録された。
佐野市天明町の糸問屋・寺岡糸店に残る明治7年(1874年)建築の文庫蔵。土蔵造2階建で昭和8年頃に改修され、外壁を人造石洗出しで石積み風に仕上げ、2段の鉢巻と蔵前を備える。2019年に登録有形文化財。
トチセン(旧足利織物)赤レンガサラン工場は栃木県足利市福居町にある大正2~8年(1913~1919年)の煉瓦造の工場で、登録有形文化財。東西に長い切妻造で、北の側面に大きな石材を窓枠とする窓が密に並ぶ点に特色がある。
トチセン(旧足利織物)赤レンガ捺染工場は栃木県足利市福居町にある大正2~8年(1913~1919年)の煉瓦造の工場で、登録有形文化財。6連の鋸屋根を架け、柱型と軒蛇腹で縁取る妻壁や一枚石のまぐさ石に特色がある。
トチセン(旧足利織物)汽罐室は栃木県足利市福居町にある大正前期の煉瓦造のボイラー室で、昭和16年(1941年)増築、登録有形文化財。2連の切妻屋根の下にランカシャーボイラーを据え、外壁に戦時の黒色迷彩塗装が残る。
日光金谷ホテル観覧亭(竜宮)は、大正10年(1921年)に敷地内の天然氷のスケートリンクに面して建てられた木造2階建の休憩所。入側の柱に自然の形を残す奇木を使い、北の展望閣とは渡り廊下で結ばれている。
日光金谷ホテル新館は、明治37年(1904年)建築の木造2階建。1階を柱のないバンケットホールにするため、2階の床を屋根のトラスから鉄の棒で吊る特異な構造をもつ。外壁には瓔珞飾りと擬宝珠高欄を巡らせる。
日光金谷ホテル展望閣は、大正10年(1921年)に高台の崖際へ建てられた木造平屋建。壁で囲わない吹き放ちとし、室内は化粧屋根裏に内法長押を巡らせる。観覧亭(竜宮)と渡り廊下でつながる小さな建物である。