木内家住宅とは
木内家住宅は、千葉県香取郡多古町多古にある昭和4年(1929年)から昭和6年(1931年)にかけて建てられた石造の商家で、主屋・旧蔵・旧店舗の3棟が平成11年(1999年)10月14日に国の登録有形文化財に登録された(文化庁)。読みは「きうちけじゅうたく」。
文化庁は木内家住宅を、城下町として発展した多古の中心にあり、かつて米穀商を営んだ商家と説明している。千葉県教育委員会も、町の中心部に位置する米穀商の町屋建築として紹介し、所有者を個人としている。
3棟の登録番号は主屋が12-0031、旧蔵が12-0032、旧店舗が12-0033で、いずれも「造形の規範となっているもの」として登録された(文化庁)。
通りから奥へ一列に並ぶ3棟
木内家住宅の敷地は、通りに面した旧店舗、その背後に接して建つ旧蔵、さらに奥の主屋という順に並ぶ(千葉県)。文化庁の解説も、旧蔵を敷地奥の住宅と通りに面した店舗に挟まれた位置としている。
3棟に共通するのは、大谷石の石積みと、茨城県笠間周辺で切り出される花崗岩の稲田石の組み合わせである(千葉県)。使い方は棟ごとに違う。主屋は寄棟造・桟瓦葺の総2階を石で積み、旧蔵は切妻造・銅板葺で開口部と窓枠だけに稲田石を組み、旧店舗は1階を大谷石積、2階を和風の木造としている(文化庁)。
どの棟も大きくはない。建築面積は主屋が50平方メートル、旧蔵が40平方メートル、旧店舗が45平方メートルで、いずれも2階建である(文化庁)。各棟の構造と見どころは、それぞれのページにまとめた。
木内家住宅の建築年代
文化庁と千葉県教育委員会は、木内家住宅の3棟の建築を昭和4年(1929年)から昭和6年(1931年)としている。
一方、多古町の観光冊子「多古発見マガジン」は、米穀商の木内家が昭和4年(1929年)に建てたと紹介している。着工と完成の違いなのか、資料ごとのまとめ方の違いなのかは確認できていない。
木内家住宅の見学
木内家住宅は個人が所有する建物で、内部の公開についての公的な案内は確認できなかった。千葉県公式観光サイト「ちば観光ナビ」は定休日なし・料金無料と案内しているが、見学は通りから外観を眺める形にとどめ、敷地には立ち入らないようにしたい。
多古町に鉄道駅はない。公共交通では、JR成田駅から三里塚・多古を経てJR八日市場駅へ向かうJRバス関東の多古本線を使う(多古町)。ちば観光ナビによれば、最寄りの多古仲町バス停から徒歩約1分で、駐車場はない。車では東関東自動車道の大栄ICから約20分、成田ICから約25分とされる。
問い合わせ先として、多古町生涯学習課(0479-76-7811)が案内されている(ちば観光ナビ)。
参考文献
- 木内家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001344
- 木内家住宅旧蔵(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001345
- 木内家住宅旧店舗(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001346
- 木内家住宅主屋ほか(千葉県教育委員会 千葉県の文化財)
- https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/q111-040.html
- 多古町の県指定および国登録文化財(千葉県)
- https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/shitei/shichouson/tako.html
- 多古発見マガジン「歴史のさと 多古を歩く」(多古町)
- https://www.town.tako.chiba.jp/docs/2018013100486/file_contents/11_TakoKanko_A4_p2229m.pdf
- 木内家住宅(千葉県公式観光サイト ちば観光ナビ)
- https://maruchiba.jp/spot/detail_10204.html
- 交通アクセス(多古町)
- https://www.town.tako.chiba.jp/docs/2017121400099/
最終更新日: 2026.11.05
基本情報
| 名称 | 木内家住宅 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県香取郡多古町多古2613 |
| 所有者 | 個人 |
| 指定 | 登録有形文化財 3件 |
| 座標 | 35.73790, 140.46581 |