明通寺三重塔とは

明通寺三重塔は、福井県小浜市門前にある文永7年(1270年)の鎌倉時代和様の端正な三重塔で、昭和28年(1953年)11月14日に国の国宝に指定された(文化庁)。読みは「みょうつうじさんじゅうのとう」。

明通寺の三重塔(左奥)と本堂
明通寺の三重塔(左奥)と本堂おはぐろ蜻蛉 at Japanese Wikipedia / パブリックドメイン / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、三間三重塔婆、檜皮葺。指定番号は00144である。

文化庁の記録では、これに先立つ大正6年(1917年)8月13日の指定日も記されている。これは旧法による指定の日付である。

文永年間に整った伽藍

明通寺は、大同元年(806年)に坂上田村麻呂が創建したと伝える寺である(文化庁)。本堂(国宝)に続いてほかの建物が造られ、二王堂(楼門)は文永元年(1264年)に棟上して同3年に供養し、翌4年には鐘が造られ、文永7年(1270年)には三重塔の棟上が行われて伽藍が整ったようである。現存する三重塔はこのときのものである。

三間三重塔婆で、様式はまったく和様によっており、本堂のような巧妙な構造や意匠は見られない(文化庁)。これは塔としての制約から当然のことで、それだけに鎌倉時代の和様の端正な表現が見られる。

国宝としての価値

文化庁は、若狭地方は古くから京都との交渉が深く、建築にも優れたものが多く残るなかで、明通寺の本堂と三重塔はその代表作で、地方にありながら様式のくずれがなく、中央のものに劣らない優品としている。

見どころ

鎌倉時代の和様の端正な姿と、檜皮葺の三重の屋根が見どころである(文化庁)。

見学について

明通寺が所有する(文化庁)。拝観について、公的な案内は確認できなかった。本堂と三重塔は明通寺のページにまとめている。

Q&A

Q三重塔はいつ建てられましたか?
A文永7年(1270年)に棟上が行われました(文化庁)。
Q様式は?
Aまったく和様によっています(文化庁)。
Qなぜ優品とされるのですか?
A地方にありながら様式のくずれがなく、中央のものに劣らないためです(文化庁)。
Q明通寺のほかの国宝は?
A本堂です(文化庁)。
Q明通寺三重塔が国宝に指定されたのはいつですか?
A昭和28年(1953年)11月14日です(文化庁)。

基本情報

名称明通寺三重塔(みょうつうじさんじゅうのとう)
所在地福井県小浜市門前
指定区分国宝(建造物)
指定年昭和28年(1953年)11月14日国宝指定
員数1基
寸法三間三重塔婆、檜皮葺
所有者明通寺
公開状況拝観の公的な案内なし

参考文献

明通寺三重塔(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/821

最終更新日: 2026.10.24