倉員家住宅土蔵とは
倉員家住宅土蔵は、福岡県八女市上陽町北川内にある明治24年(1891年)建築の土蔵造2階建の蔵で、平成30年(2018年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「くらかずけじゅうたくどぞう」。
倉員家住宅土蔵は敷地の南の縁に築かれた石垣の上に、北を向いて建つ。つまり主屋と正面どうしで向き合う。建築面積は51㎡で、同じ南側に並ぶ納屋と同じ広さである。主屋が建ってから6年後の建築になる。
倉員家住宅土蔵が登録有形文化財になった理由
倉員家住宅土蔵は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録有形文化財に登録された。登録番号は40-0157で、登録年月日は平成30年(2018年)11月2日である。
文化庁の解説は、倉員家住宅土蔵を主屋の前庭を囲んで建つ附属建物とし、伝統的な農家の構成を示すものと評している。蔵が単独で優れているというより、主屋と前庭をはさんで向き合う位置にあることが、農家の屋敷構えを読み取る手がかりになっている。
倉員家住宅土蔵の見どころ
倉員家住宅土蔵は東西に棟を通した切妻造で、瓦葺の屋根をかける。戸口は正面の東寄りに一つだけ開き、その上に小さな庇を付ける。戸口の前には石段が築かれている。
外壁は漆喰塗で、腰まわりだけを縦板張とする。上を漆喰、下を板で守るこの仕上げは、隣の納屋とも共通している。敷地の南側に並ぶ2棟は、外壁の仕上げをそろえていることになる。
内部は1階が土間、2階が板敷で、屋根は和小屋で組まれている。1階を土の床のまま使い、2階を板張りの収納にする、土蔵としては素直な構成である。
倉員家住宅土蔵の見学
倉員家住宅土蔵は個人の住宅の敷地内にあり、内部は公開されていない。敷地の南の縁の石垣の上に建つが、道からどこまで見えるかは確認できていない。敷地に入らず、外から眺めるにとどめたい。行き方は倉員家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 倉員家住宅土蔵はいつ建てられましたか?
- 明治24年(1891年)です。主屋の6年後にあたります。
- 倉員家住宅土蔵の大きさと構造は?
- 土蔵造2階建、瓦葺で、建築面積は51㎡です。屋根は東西に棟を通した切妻造です。
- 倉員家住宅土蔵は屋敷のどこにありますか?
- 敷地の南の縁にある石垣の上に、北を向いて建っています。主屋とは前庭をはさんで向かい合います。
- 倉員家住宅土蔵の外壁はどんな仕上げですか?
- 漆喰塗で、腰壁だけを縦板張にしています。正面の東寄りに庇付きの戸口があり、前に石段を築いています。
- 倉員家住宅土蔵の中を見学できますか?
- 個人の住宅の敷地内にあるため、内部は公開されていません。
基本情報
| 名称 | 倉員家住宅土蔵 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県八女市上陽町北川内字坂口山1016 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成30年(2018年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 建築面積51㎡ |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人住宅) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)倉員家住宅土蔵
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00012660
- 文化遺産オンライン 倉員家住宅土蔵
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/379844
- 八女市 指定文化財等一覧(令和3年4月1日現在)
- https://www.city.yame.fukuoka.jp/material/files/group/32/siteiitiran.pdf
最終更新日: 2026.10.01