九州マクセル赤煉瓦記念館(旧三菱方城炭礦坑務工作室)とは:筑豊の炭鉱の繁栄を伝える赤煉瓦の建物

九州マクセル赤煉瓦記念館(旧三菱方城炭礦坑務工作室)(きゅうしゅうまくせるあかれんがきねんかん(きゅうみつびしほうじょうたんこうこうむこうさくしつ))は、福岡県田川郡福智町伊方にある明治37年(1904年)頃の煉瓦造2階建ての旧炭鉱施設で、平成9年(1997年)9月3日に登録有形文化財に登録された。

文化庁の記録では、塔屋付き、スレート葺、建築面積297平方メートルで、所有者はマクセル株式会社である。

文化庁によると、明治35年(1902年)に開削に着手した方城炭礦の開発時の施設で、建設当初は扇風機室として使われた。

九州マクセル赤煉瓦記念館(旧三菱方城炭礦坑務工作室)の構造

文化庁の解説によると、煉瓦造2階建てで、通りに面した一部を3階建てとする。使われた煉瓦は炭鉱の開発のために特別に焼いたものと伝えられる。

福智町によると、坑内に風を送る送風機室だったため、一部が3階建てに見える背の高い風格のある外観になっている。

九州マクセル赤煉瓦記念館(旧三菱方城炭礦坑務工作室)の見どころ

福智町によると、方城炭礦では大正3年(1914年)に日本の鉱山史上最大とされる死者687名の大爆発が起こったが、昭和37年(1962年)の閉山まで筑豊の石炭産業の中心地の一つとして栄えた。閉山後に煙突や竪坑櫓は取り壊されたが、欧米の炭鉱をモデルにした赤煉瓦の建物群が残る。

福智町は、この建物を筑豊の石炭産業関連施設の中で最も保存状態の良いものの一つとしている。建物全体を蔦が覆い、季節の風情も楽しめる。

九州マクセル赤煉瓦記念館(旧三菱方城炭礦坑務工作室)の見学方法

福智町によると、建物の内部は1階が同社の製品展示室、2階が応接スペースとして使われている。見学の条件についての公的な案内は確認できなかった。

問い合わせは福智町生涯学習課社会教育係(080-6694-4811)へ。

Q&A

Q九州マクセル赤煉瓦記念館はいつ建てられたのですか?
A明治37年(1904年)頃の建物です。
Q建物はもともと何に使われていたのですか?
A文化庁によると扇風機室、福智町によると坑内に風を送る送風機室です。
Q方城炭礦とは?
A明治35年(1902年)に開削が始まり、昭和37年(1962年)に閉山した筑豊の炭鉱です。
Q建物の煉瓦の特徴は?
A炭鉱の開発のために特別に焼いたものと伝えられます。
Q方城の読み方は?
A「ほうじょう」と読みます。

基本情報

名称九州マクセル赤煉瓦記念館(旧三菱方城炭礦坑務工作室)(きゅうしゅうまくせるあかれんがきねんかん(きゅうみつびしほうじょうたんこうこうむこうさくしつ))
所在地福岡県田川郡福智町伊方4680
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成9年(1997年)9月3日登録
員数1棟
寸法煉瓦造2階建塔屋付、スレート葺、建築面積297平方メートル
所有者マクセル株式会社
公開状況公的な見学案内は確認できず

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「九州マクセル赤煉瓦記念館(旧三菱方城炭礦坑務工作室)」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00000315
文化遺産オンライン「九州マクセル赤煉瓦記念館」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/146925
福智町「九州マクセル赤煉瓦記念館」
https://www.town.fukuchi.lg.jp/soshiki/gakushu/syakaikyoiku/bunkazai/bunkazai1/302.html

最終更新日: 2026.09.28