竹藤店舗とは

竹藤店舗は、福島県会津若松市中央一丁目の竹問屋竹藤の屋敷で通りに南面して建つ天保12年(1841年)の木造2階建の店舗で、令和元年(2019年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「たけとうてんぽ」。

竹藤店舗の間口は7間、建築面積は82平方メートルあり、文化庁の解説は大型の店舗と評している。屋根は金属板葺で、昭和45年(1970年)に改修を受けた。登録の基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

土間の店と床上の帳場

竹藤店舗の1階は、東の半分を土間の店とし、西の半分を床を張った帳場、その西の端を倉庫にあてている。2階は物置である。品物を並べる土間と、帳面を付ける床上とを東西に振り分けた、問屋の店の構えが平面に残っている。

竹藤の公式サイトは、店の中心に荷印を染めた暖簾、雪障子戸、帳場、縁のない野郎畳、土間がいまも残っていると紹介している。牛や馬をつないだ柱は、角がすり減って丸くなった。荷車に竹を積んで牛に引かせていた頃、その牛を店の柱につないでいたと店は伝えている。

下屋の腰高障子と摺上戸

竹藤店舗の正面には下屋が張り出す。1階の下屋の正面には1間幅の腰高障子を立て、下屋と本体の境は端から端まで摺上戸とする。2階の正面は板壁である。文化庁の解説は、これらの造りを古い店舗の形式を残すものとしている。

摺上戸は、板戸を溝に沿って上へ送り上げて開け閉めする戸で、店では「しとみ戸」と呼ぶ。公式サイトによれば、この戸はいまも毎日開け閉めされている。

会津若松市は、店舗のはめ込み戸と2階の竹すだれに当時の商店の店構えがうかがえるとしている。竹藤の年譜には、2階の簾は通りを行く殿様を見下ろさないために付けなければならなかったようだ、という言い伝えも書き留められている。

竹藤店舗の見学

竹藤店舗はいまも竹細工・荒物・民芸品と会津唐人凧の店として開いており、営業中なら土間に入って店の内部を見ることができる。営業時間は午前10時から午後5時まで、水曜日が定休である(2026年10月確認)。2022年からは店の一角が、作り手が棚を借りて出店する「Space たけとらたん」になっている。

腰高障子と摺上戸の並ぶ正面は、通りから眺められる。開店前や閉店後に訪れれば、戸を下ろした姿になる。公式サイトは主屋の史料館について撮影を歓迎しているが、竹藤店舗の店内の撮影については記載が見当たらないので、店の人に確かめたい。行き方と駐車場は竹藤のページにまとめてある。

Q&A

Q竹藤店舗はいつ建てられましたか?
A天保12年(1841年)の建築で、昭和45年(1970年)に改修されています。令和元年(2019年)に登録有形文化財に登録されました。
Q竹藤店舗の内部はどうなっていますか?
A1階は東の半分が土間の店、西の半分が床上の帳場で、西の端が倉庫です。2階は物置になっています。
Q竹藤店舗の正面で見ておきたいところは?
A張り出した下屋の1間幅の腰高障子と、下屋と本体の境に並ぶ摺上戸です。2階の正面は板壁で、文化庁は古い店舗の形式を残すものとしています。
Q竹藤店舗は営業していますか?営業時間と定休日は?
A竹細工や民芸品、会津唐人凧の店として営業しています。公式サイトでは午前10時から午後5時まで、水曜日定休です(2026年10月確認)。
Q竹藤店舗の柱が丸くなっているのはなぜですか?
A店の説明では、竹を運ぶ荷車を引いた牛や馬をつないでいたため、柱の角がすり減ったとされています。

基本情報

名称竹藤店舗
所在地福島県会津若松市中央1丁目69
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和元年(2019年)登録
員数1棟
寸法建築面積82㎡
所有者記載なし(文化庁データベースの所有者欄は空欄)
公開状況店舗として営業(午前10時〜午後5時、水曜定休)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)竹藤店舗
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00013027
会津若松市 会津若松市歴史的景観指定建造物詳細
https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2009020200238/
竹藤・たけとう茶屋 竹藤、たけとう茶屋の紹介
https://www.taketou.net/pages/2608868/page_201902151038
竹藤・たけとう茶屋 竹藤の歴史
https://www.taketou.net/pages/2608880/page_201902151049
竹藤・たけとう茶屋 アクセス・お問合せ
https://www.taketou.net/pages/2608950/page_201902151121

最終更新日: 2026.10.07