竹藤竹蔵とは
竹藤竹蔵は、福島県会津若松市中央一丁目の竹問屋竹藤の屋敷で敷地の北西に建つ土蔵造2階建の蔵で、天明5年(1785年)に建ち文久2年(1862年)にこの地へ移されたもので、令和元年(2019年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「たけとうたけぐら」。
竹藤竹蔵の建築面積は77平方メートルで、竹藤の2棟の蔵のうち大きいほうにあたる。屋根は金属板葺で、昭和60年(1985年)頃に改修を受けた。登録の基準は「造形の規範となっているもの」である。
竹を納めた蔵
竹藤竹蔵は桁行7間の南北棟で、内部は床を張らない土間のままである。文化庁の解説は、商品蔵と加工場を兼ねた蔵としている。
竹藤の年譜によれば、竹藤竹蔵はもとは天明5年(1785年)に別の場所で建てられた蔵で、文久2年(1862年)に竹の貯蔵蔵として現在の場所へ移された。竹問屋が扱った竹は、酒樽を締める箍の材料として会津で大量に使われたと店は説明している。店は、酒蔵や米蔵に似た大きな蔵で、市内では現存の少ないものだとも紹介している。
井桁の屋号と登り梁の小屋組
竹藤竹蔵の外壁は、蔵前の下屋のまわりまで含めて土で塗り込める。南の妻の上部には、竹藤の屋号である井桁の印を漆喰で塗り出している。2階の窓には両開きの鉄扉を吊る。
内側の小屋組には、1間ごとに登り梁を架け渡す。登り梁は軒から棟へ斜めに架け上げる梁で、その上の屋根の裏板は漆喰を下から塗り上げた揚げ塗りで仕上げている。文化庁の解説は、竹藤竹蔵を重厚な構造の土蔵と評している。
竹藤竹蔵の見学
竹藤竹蔵は敷地の北西、竹藤主屋の奥に建つ。公式サイトには蔵の内部を公開する案内がなく、なかに入れるかどうかは確かめられなかった(2026年10月確認)。再生プロジェクトの記録で店は、主屋の修復のあとも店舗や蔵には課題が残っていると述べている。
南の妻の井桁の屋号を見られるかどうかも含めて、見学の可否は竹藤を訪れた際に店で尋ねたい。営業時間と行き方は竹藤のページにまとめてある。
Q&A
- 竹藤竹蔵はいつ建てられましたか?
- 天明5年(1785年)に別の場所で建ち、文久2年(1862年)に現在地へ移されました。昭和60年(1985年)頃に改修され、令和元年(2019年)に登録有形文化財に登録されています。
- 竹藤竹蔵は何に使われていた蔵ですか?
- 文化庁は商品蔵と加工場を兼ねた蔵としています。竹藤の年譜では、竹の貯蔵蔵として移されたと記されています。
- 竹藤竹蔵の構造の特徴は何ですか?
- 小屋組に1間ごとに登り梁を架け、屋根の裏板を漆喰の揚げ塗りで仕上げています。外壁は蔵前の下屋まわりまで塗り込め、2階の窓には両開きの鉄扉を吊っています。
- 竹藤竹蔵の南の妻にある印は何ですか?
- 竹藤の屋号である井桁の印で、妻の上部に漆喰で塗り出されています。
- 竹藤竹蔵の内部は見学できますか?
- 公式サイトには内部公開の案内がなく、確かめられませんでした(2026年10月確認)。訪れた際に店で尋ねてください。
基本情報
| 名称 | 竹藤竹蔵 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県会津若松市中央1丁目69 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 令和元年(2019年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 建築面積77㎡ |
| 所有者 | 記載なし(文化庁データベースの所有者欄は空欄) |
| 公開状況 | 内部公開の案内なし(2026年確認) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)竹藤竹蔵
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00013029
- 竹藤・たけとう茶屋 竹藤の歴史
- https://www.taketou.net/pages/2608880/page_201902151049
- 竹藤・たけとう茶屋 再生プロジェクト(~2019年)
- https://www.taketou.net/pages/2608888/page_201902151054
最終更新日: 2026.10.07