竹藤座敷蔵とは

竹藤座敷蔵は、福島県会津若松市中央一丁目の竹問屋竹藤の屋敷で敷地の北東に建つ文政6年(1823年)の土蔵造2階建の座敷蔵で、令和元年(2019年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「たけとうざしきぐら」。

竹藤座敷蔵の建築面積は46平方メートル。昭和58年(1983年)と同60年(1985年)頃に改修を受け、屋根は金属板葺になっている。登録の基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

鈴木家が移る前からあった蔵

竹藤の年譜によれば、鈴木家が天保5年の火事のあと一之町のこの土地と家を買って移ってきたとき、竹藤座敷蔵はすでに建っていた。文化庁のデータベースで移築の記載がない竹藤の建物のなかでは、この蔵がいちばん古い。

移って5年ほど後の天保12年(1841年)にも火事があり、店舗と主屋は建て直された。年譜は、このとき蔵は屋根を傷めただけで済んだと記している。

前室・次の間・座敷の3室

竹藤座敷蔵は南北に棟を通し、外壁を漆喰で塗る。戸口は南の妻に開き、漆喰を塗った扉を両開きに構えている。1階は南から前室、次の間、座敷の3室が奥へ並び、2階は家財を納める蔵である。

座敷と次の間の境の中央には、2階の梁を受ける柱が立つ。天井は根太を見せた低い根太天井で、床の間と棚の奥行も浅い。文化庁の解説は、これらを挙げて古風な座敷蔵としている。厚い土壁で囲んだ蔵のなかに客を通す座敷を設ける造りは、火事から部屋と家財をともに守る工夫とされる。

竹藤座敷蔵の見学

竹藤座敷蔵は敷地の北東に建ち、南の妻に漆喰塗の両開きの扉が付く。公式サイトには座敷蔵の内部を公開する案内がなく、なかに入れるかどうかは確かめられなかった(2026年10月確認)。

見学の可否は、竹藤を訪れた際に店で尋ねたい。営業時間と行き方は竹藤のページにまとめてある。

Q&A

Q竹藤座敷蔵はいつ建てられましたか?
A文政6年(1823年)の建築で、昭和58年(1983年)と同60年(1985年)頃に改修されています。令和元年(2019年)に登録有形文化財に登録されました。
Q竹藤座敷蔵の内部はどうなっていますか?
A1階は南から前室、次の間、座敷の3室が並び、2階は家財を納める蔵です。
Q竹藤座敷蔵が古風とされるのはなぜですか?
A座敷と次の間の境の中央に2階の梁を受ける柱が立ち、低い根太天井と奥行の浅い床の間と棚を持つためで、文化庁がこれらを挙げています。
Q竹藤座敷蔵は竹藤の鈴木家が建てた蔵ですか?
A竹藤の年譜によれば、鈴木家がこの土地に移ってきたときにはすでに建っていた蔵です。
Q竹藤座敷蔵の内部は見学できますか?
A公式サイトには内部公開の案内がなく、確かめられませんでした(2026年10月確認)。訪れた際に店で尋ねてください。

基本情報

名称竹藤座敷蔵
所在地福島県会津若松市中央1丁目69
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和元年(2019年)登録
員数1棟
寸法建築面積46㎡
所有者記載なし(文化庁データベースの所有者欄は空欄)
公開状況内部公開の案内なし(2026年確認)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)竹藤座敷蔵
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00013030
竹藤・たけとう茶屋 竹藤の歴史
https://www.taketou.net/pages/2608880/page_201902151049

最終更新日: 2026.10.07