福島県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 福島県福島県に所在する重要文化財。
福島県玉川村の岩法寺に伝わる石造五輪塔は治承五年(1181)の銘を持ち、現存する在銘石造五輪塔としては国内屈指の古例。陸奥石川氏二代目の領主源基光の墓塔として建立され、昭和13年に国の重要文化財に指定された。
福島県湯川村に建つ勝常寺薬師堂は、応永5年(1398年)に再建された室町時代前期の重要文化財建築です。平安時代初期に徳一が開いた東北屈指の古刹の元講堂で、堂内には国宝の木造薬師如来坐像が安置されています。寄棟造の堂々たる姿、和様に唐様を加えた意匠、そして六百年を超えて受け継がれる祈りの空間が、訪れる人を静かに迎えます。
福島県会津美里町に佇む常福院薬師堂(通称・田子薬師堂)は、室町時代中期に建てられた唐様建築の優品。明治37年に国の重要文化財に指定された、東北では稀少な禅宗様の小堂。扇垂木や桟唐戸など見どころも多い、静かな里寺の魅力をご紹介します。
福島県相馬市に鎮座する相馬中村神社本殿・幣殿・拝殿は、1643年(寛永20)に中村藩二代藩主・相馬義胤公によって建立された権現造の社殿で、1983年に国の重要文化財に指定されています。欅をふんだんに用いた寛永建立の正統的な遺構として東北地方の社寺建築を代表する作例であり、本殿の蟇股に施された馬の彫刻が一千年にわたる相馬武士と馬との絆を物語ります。国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」では総大将の出陣式の舞台ともなる、生きた文化財です。
福島県桑折町に残る旧伊達郡役所は、明治16年(1883年)に建てられた国指定重要文化財の擬洋風建築です。和洋折衷の美しい意匠や復元された塔屋など、明治ロマンあふれる見どころをご紹介します。
福島県棚倉町に鎮座する陸奥一宮・馬場都々古別神社の本殿は、文禄3年(1594)に佐竹義宣が造営したと伝えられ、寛永2年(1625)に現在地へ移築された、東北地方では数少ない桃山期の重要文化財建築です。三間社流造の端正な姿に中世と近世の建築様式が交錯する貴重な遺構を訪ねます。
福島県田村市船引町にひっそりと佇む堂山王子神社本殿は、室町時代後期(1498年頃)に建てられた福島県中通り地方最古の国指定重要文化財。坂上田村麻呂創建の伝承をもち、もとは堂山寺の観音堂でしたが廃仏毀釈を経て神社となりました。寄棟造・茅葺形銅板葺の堂々たる仏堂建築と、樹齢約140年の枝垂れ桜が訪れる人を迎えます。