ドリーネとは

ドリーネは、石灰岩の台地の地表にできる、すり鉢状の窪地である。日本応用地質学会中国四国支部の解説は、雨水が地下に浸透する通り道や地下の鍾乳洞の陥没によってできる凹地をドリーネ(シンクホール)とし、直径数メートルから数百メートルの大きさになるものもあると説明している。

石灰岩は、二酸化炭素を含んだ雨水や地下水に少しずつ溶ける。雨水が地表の割れ目から地下へしみ込む場所では溶かされる量が多く、地表が窪んでいく。こうしてできるドリーネは、石灰岩が溶けてできるカレンフェルトや鍾乳洞とともに、カルスト地形の代表的な要素とされる。ドリーネが広がって隣り合うものとつながるとウバーレ、さらに大きな盆地状の平地になるとポリエと呼ばれる。

記録と実物で見分ける手がかり

山口県美祢市の秋吉台は、日本最大規模のカルスト台地で、特別天然記念物に指定されている。文化庁の解説は、台地にドリーネ、ウバーレ、ポリエ、カレンフェルド、石灰洞などカルスト地形の諸要素がよく発達し、カルスト発達の諸時期の地形をよく現していると評価する。美祢市の解説は、馬ころびと呼ばれる場所に高密度に分布するドリーネ群が見られると紹介している。

現地では、草原の中に点在する丸い窪地を探す。底に畑が作られたり、木が茂ったりしていることもあり、高い所から見下ろすと並び方がよく分かる。

参考文献

秋吉台|文化遺産オンライン
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/173085
石灰岩の空洞はどうしてできるのか|日本応用地質学会中国四国支部
https://jseg.or.jp/chushikoku/assets/file/faq/1-07.pdf
秋吉台|美祢市
https://www2.city.mine.lg.jp/soshiki/kyoiku/hogoka/bunkazai/bunkazai/kunishitei/tokubetsu/1530.html

最終更新: 2026.09.27