カレンフェルトとは

カレンフェルトは、石灰岩の台地で、地表に露出した石灰岩が雨水に溶かされ、溶け残った部分が柱や塔のように地表から突き出して並ぶ地形である。日本応用地質学会中国四国支部の解説は、地表に露出している石灰岩が溶食作用を受け、溶け残った部分が土壌中から突出したもので、墓石や羊の群れのような景観になると説明している。

白や灰色の岩が草原の中に群れをなして並ぶ姿は、カルスト台地を代表する景観である。岩の表面には、雨水が流れた跡が細い溝となって刻まれていることが多い。ドリーネや鍾乳洞と並ぶ、カルスト地形の要素の一つである。

記録と実物で見分ける手がかり

文化財の記録では、表記が一定しない。山口県美祢市の秋吉台(特別天然記念物)について、文化庁の解説は「カレンフエルド」「カレンフェルド」と書き、美祢市の解説は、地獄台にみごとなカレンフェルトが見られると紹介している。記事では一般的な「カレンフェルト」の表記を用い、記録の表記と異なることに注意したい。

現地では、草原の中に白い岩が点々と、あるいは密集して突き出している場所を探す。岩の表面の溝や、岩と岩のあいだの窪みも、溶食によってできたものである。

参考文献

秋吉台|文化遺産オンライン
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/173085
石灰岩の空洞はどうしてできるのか|日本応用地質学会中国四国支部
https://jseg.or.jp/chushikoku/assets/file/faq/1-07.pdf
秋吉台|美祢市
https://www2.city.mine.lg.jp/soshiki/kyoiku/hogoka/bunkazai/bunkazai/kunishitei/tokubetsu/1530.html

最終更新: 2026.09.27