日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)とは

日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)は、群馬県安中市安中の安中教会の敷地にある木造2階建ての洋風住宅で、昭和29年(1954年)に建てられ、平成16年(2004年)に国の登録有形文化財に登録された。外国人宣教師の住まいとして建てられた教会の付属施設の一つである。

文化庁の記録では、構造は木造2階建、瓦葺、建築面積82平方メートル。教会の旧牧師館である温古亭の西南方に位置する。名称にある「ベーケン」は、かつての居住者の名によるものと考えられるが、その人物について確認できる資料は見当たらなかった。

明治大正の宣教師館を継ぐつくり

日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)は平成16年(2004年)11月8日に登録された。登録番号は10-0122、登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

文化庁の解説によれば、屋根は切妻造の桟瓦葺、外壁は1階をイギリス下見板張、2階をモルタル塗とする。南面にベイウィンドウ(張り出し窓)を突き出し、屋根に3本の煙突を立てる。

解説は、このつくりが明治・大正期の外国人宣教師館を継承している点を特徴に挙げる。戦後の昭和29年(1954年)の建物でありながら、ベイウィンドウと煙突の並ぶ構えは、明治以来日本各地に建てられてきた宣教師館の型をそのまま受け継いでいる。新島襄ゆかりの教会に、戦後も外国人宣教師を迎える住まいが必要とされたことを示す建物でもある。

同じ日には教会堂(新島襄記念会堂)も登録された。宣教師館は教会堂とは別の登録である。

日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)の見どころ

まず屋根を見上げ、煙突を数えたい。瓦葺の切妻屋根から3本が立ち上がり、暖炉やストーブを各部屋に備えた洋館の暮らしを外から想像させる。

次に南面のベイウィンドウ。壁から張り出した窓が、日差しを室内に取り込む。

外壁の切り替えにも目を向けたい。1階は板を横に重ねたイギリス下見板張、2階は平滑なモルタル塗で、上下で肌合いが変わる。

日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)の見学方法とアクセス

宣教師館は教会の付属施設で、一般公開の案内は見当たらない。見学の可否は事前に教会へ問い合わせたい。敷地には安中二葉幼稚園があり、平日の日中は門が閉じられていることがある。

撮影は公道から行い、敷地内への無断の立ち入りは控える。日曜日の主日礼拝は午前10時30分から午前11時40分までで、予約は不要と教会は案内している。

JR信越本線の安中駅から北へ、歩いて20分ほどの旧市街にある。

Q&A

Q日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)はいつ建てられましたか?
A昭和29年(1954年)に建てられました。
Q日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)の外観の特徴は?
A切妻造桟瓦葺の木造2階建てで、1階はイギリス下見板張、2階はモルタル塗です。南面にベイウィンドウを張り出し、屋根に3本の煙突を立てています。
Q日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)はいつ登録有形文化財になりましたか?
A平成16年(2004年)11月8日に「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録されました。
Q日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)は見学できますか?
A一般公開の案内は見当たりません。見学の可否は事前に教会へ問い合わせてください。
Q日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)は敷地のどこにありますか?
A教会の旧牧師館である温古亭の西南方に位置します。

基本情報

名称日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)
所在地群馬県安中市安中3-19-9
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成16年(2004年)11月8日登録
員数1棟
寸法建築面積82㎡(木造2階建、瓦葺)
所有者日本基督教団安中教会
公開状況一般公開なし。外観は公道から見学可

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)日本基督教団安中教会宣教師館(旧ベーケン邸)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004333
日本キリスト教団 安中教会
https://annaka-church.com/

最終更新日: 2026.09.24