南禅坊山門とは

南禅坊山門は、広島県福山市鞆町後地の浄土真宗の寺院・南禅坊の境内の東に開く、江戸時代中期の四脚門の上に鐘楼を増築した門で、平成26年(2014年)12月19日に本堂とともに国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「なんぜんぼうさんもん」。文化7年(1810年)に改修されている(文化庁)。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺、建築面積5.1平方メートル。登録番号は34-0142で、所有者は宗教法人南禅坊である。

鐘楼を載せた山門

文化庁の解説によれば、南禅坊山門は一間一戸の四脚門の上部に、方一間で入母屋造本瓦葺の上層を増築し、鐘楼を吊る。下層の門と上層の鐘楼を一体とした鐘楼門の形である。

文化庁は、この門が朝鮮通信使の寄港地である鞆の浦の情景を彩っているとする。

登録有形文化財としての価値

南禅坊山門は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、弁柄塗りの木部や火灯窓・円窓、強く反る軒先が異国情緒を漂わせ、鞆の浦の情景を彩ると評価している。

見どころ

南禅坊山門の木部は全体に弁柄で赤く塗られ、上層の正面と背面に火灯窓、両側面に円窓を開ける(文化庁)。

軒先は強い反りを見せ、小さな門ながら異国風の印象を与える(文化庁)。境内には江戸末期の本堂が東面して建つ。

見学について

南禅坊山門は南禅坊の境内の東に開く。所在地は福山市鞆町後地字草谷甲1339。南禅坊の2件の登録有形文化財については、グループページ「南禅坊(鞆町)」を参照。

Q&A

Q南禅坊山門はいつ建てられましたか?
A江戸時代中期で、文化7年(1810年)に改修されています(文化庁)。
Q南禅坊山門の形の特徴は?
A四脚門の上に入母屋造の上層を増築し、鐘楼を吊った鐘楼門です(文化庁)。
Q南禅坊山門はなぜ異国情緒があるといわれますか?
A弁柄塗りの木部、火灯窓と円窓、強く反る軒先のためです(文化庁)。
Q南禅坊山門と朝鮮通信使の関係は?
A文化庁は、朝鮮通信使の寄港地・鞆の浦の情景を彩る門としています。
Q南禅坊山門が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成26年(2014年)12月19日です。

基本情報

名称南禅坊山門(なんぜんぼうさんもん)
所在地広島県福山市鞆町後地字草谷甲1339
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成26年(2014年)12月19日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積5.1平方メートル
所有者宗教法人南禅坊
公開状況境内入口の門として外観を見学可

参考文献

南禅坊山門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010350
南禅坊本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010349
福山市の指定等文化財一覧(福山市、PDF)
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/uploaded/attachment/285716.pdf

最終更新日: 2026.10.10