芦屋仏教会館とは

芦屋仏教会館は、兵庫県芦屋市前田町にある昭和2年(1927年)の仏教講演の会館で、平成30年(2018年)3月27日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「あしやぶっきょうかいかん」。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造4階建で、建築面積220平方メートル。平成15年(2003年)に曳家されている。登録番号は28-679である。

丸紅商店社長の寄附で建った聞法の道場

芦屋仏教会館は、丸紅商店社長の伊藤長兵衛の寄附によって建てられた(文化庁)。芦屋市によれば、7代目伊藤長兵衛が芦屋で仏教講演会などを始め、大正13年(1924年)に崇信会を設立した。その発展を受け、誰もが気兼ねなく集える開かれた聞法の道場として、私財を投じ大阪の財界人の賛同を得て建てたのがこの会館である。

設計は片岡安、施工は大阪高橋組(芦屋市)。内部は1階と2階に大講堂とバルコニー席、3階に集会室があり、芦屋川の堤防との高低差を利用して地下1階が設けられている。3階は昭和24年(1949年)から昭和29年(1954年)まで芦屋市の最初の図書館として使われた。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、近代建築に東洋風・印度風の細部意匠を取り入れたものとされ、外観はホールの上下に合わせて3階で見切りを入れた二層構成とし、さまざまな意匠を破綻なくまとめているとして、「造形の規範となっているもの」に登録した。

見どころ

外壁を上下に分ける見切りの線と、東洋風・印度風とされる細部の意匠に注目したい(文化庁)。芦屋市によれば、平成15年(2003年)の土地区画整理で東側の道路が広がる際、建物は解体されずにジャッキで持ち上げられ、西へ約2.5メートル移された。

見学について

芦屋市によれば、外観は自由に見学できる。阪急芦屋川駅から南へ、JR芦屋駅から西へ、阪神芦屋駅から北へ、いずれも徒歩約7分。会館では今も月3回の日曜日に公開仏教講座が開かれている(芦屋仏教会館)。

Q&A

Q芦屋仏教会館はいつ建てられましたか?
A昭和2年(1927年)です(文化庁)。
Q芦屋仏教会館は誰が建てましたか?
A丸紅商店社長の伊藤長兵衛の寄附で建てられ、片岡安が設計しました(文化庁、芦屋市)。
Q芦屋仏教会館は見学できますか?
A外観は自由に見学できます(芦屋市)。
Q芦屋仏教会館への行き方は?
A阪急芦屋川駅・JR芦屋駅・阪神芦屋駅から徒歩約7分です(芦屋市)。
Q芦屋仏教会館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成30年(2018年)3月27日です(文化庁)。

基本情報

名称芦屋仏教会館(あしやぶっきょうかいかん)
所在地兵庫県芦屋市前田町100-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)3月27日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造4階建、建築面積220㎡
所有者公益財団法人芦屋仏教会館
公開状況外観は自由見学可

参考文献

芦屋仏教会館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012223
芦屋の近代建築 国登録有形文化財 芦屋仏教会館(芦屋市)
https://www.city.ashiya.lg.jp/gakushuu/documents/kindaikenchiku_p16~19.pdf
会館概要(芦屋仏教会館)
https://ashiyabk.org/hall-overview/

最終更新日: 2026.10.15