朝光寺本堂とは

朝光寺本堂は、兵庫県加東市畑にある応永20年から正長元年(1413年から1428年)の室町時代初期の密教本堂の典型で、昭和29年(1954年)3月20日に国の国宝に指定された(文化庁)。読みは「ちょうこうじほんどう」。

朝光寺本堂
朝光寺本堂Reggaeman / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、桁行七間・梁間七間、一重、寄棟造、向拝三間、本瓦葺で、附として厨子1基と厨子裏旧嵌板2枚があわせて指定されている。指定番号は00166である。

文化庁の記録では、これに先立つ大正12年(1923年)3月28日の指定日も記されている。これは旧法による指定の日付である。

仏壇の旧嵌板が伝える年代

朝光寺は法道の創立と伝えるのみで、記録に乏しく、詳しいことは分からない(文化庁)。本堂の建立年代を直接示す資料はないが、応永20年(1413年)に仏壇を建てて本尊を移したことと、同25年から正長元年(1428年)にかけて屋根葺きを終えたことが、仏壇の旧嵌板に記されている。本堂の建立も応永年間とみてよく、様式もこのころに一致する。

桁行七間・梁間七間で三間の向拝を付ける(文化庁)。和様を基調としながら、扉を桟唐戸とし、組物の中備に双斗を用いるなど、折衷様の流派に属する。

国宝としての価値

文化庁は、室町時代初期の密教本堂の一典型としている。

内外陣の鏡天井と大きな厨子

密教本堂のため内部は内陣と外陣に分かれる(文化庁)。内陣5間は太い格縁を疎らに組んだ鏡板張りの天井で、正面に大きな厨子を置く。厨子には後世の改造もあるが、要所は堂と同時の様式を示す。外陣も5間に2間は内陣と同じ鏡天井で、内外陣とも周囲に入側が廻る。

見どころ

和様に桟唐戸や双斗を取り入れた折衷様の外観と、内陣の大きな厨子が見どころである(文化庁)。加東市のパンフレットによれば、本堂内は外陣まで拝観できる。

見学について

朝光寺が所有する(文化庁)。加東市の観光パンフレットによれば、境内は見学自由で、本堂内の拝観は8時から16時、外陣までである。中国自動車道ひょうご東条ICから車で約15分、駐車場は約20台で、問い合わせは総持院・寺務所(0795-44-0735)。本堂と鐘楼は朝光寺のページにまとめている。

Q&A

Q朝光寺本堂はいつ建てられましたか?
A仏壇の旧嵌板の記録から、応永年間(1413年から1428年ごろ)とされます(文化庁)。
Q様式は?
A和様を基調とした折衷様です(文化庁)。
Q附として指定されているものは?
A厨子1基と厨子裏旧嵌板2枚です(文化庁)。
Q拝観できますか?
A加東市のパンフレットによれば、本堂内は8時から16時、外陣まで拝観できます。
Q朝光寺本堂が国宝に指定されたのはいつですか?
A昭和29年(1954年)3月20日です(文化庁)。

基本情報

名称朝光寺本堂(ちょうこうじほんどう)
所在地兵庫県加東市畑
指定区分国宝(建造物)
指定年昭和29年(1954年)3月20日国宝指定
員数1棟(附 厨子1基、厨子裏旧嵌板2枚)
寸法桁行七間、梁間七間、一重、寄棟造、向拝三間、本瓦葺
所有者朝光寺
公開状況本堂内の拝観 8時〜16時、境内は見学自由(加東市)

参考文献

朝光寺本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2400
加東市観光パンフレット(加東市)
https://www.city.kato.lg.jp/material/files/group/50/R7rurubu_kato4-5.pdf

最終更新日: 2026.10.24