旧和田岬灯台とは

旧和田岬灯台は、兵庫県神戸市須磨区須磨浦通にある明治17年(1884年)の現存最古の鉄造の灯台で、平成10年(1998年)9月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅうわだみさきとうだい」。

赤く塗られた旧和田岬灯台
赤く塗られた旧和田岬灯台Tomomarusan / CC BY 2.5 / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、鉄骨造で、直径7.5メートル、高さ17メートル。登録番号は28-0025である。

木造から鉄造に改められた灯台

旧和田岬灯台は、現存最古の鉄造の灯台である(文化庁)。ブラントンの時代の初点灯時(明治5年)は木造であったが、明治17年(1884年)に鉄パイプ造に改築された。設計は英国留学から帰国した石橋絢彦かと推測され、のちに続く鉄造灯台のモデルとなった。昭和39年(1964年)に現在地の須磨海浜公園内に移築された。

神戸市によれば、初代は八角形の木造3層で、明治5年(1872年)1月に初点灯した。木造は耐久性と火災に問題があったため、明治17年3月に六角形の鉄骨造3層に改築され、灯光はガス灯に変わった。和田岬周辺の埋め立てで東に新しい灯台が造られたのち須磨に移され、「須磨の赤灯台」の愛称で親しまれている。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、のちに続く鉄造灯台のモデルとなった現存最古の鉄造灯台として、「再現することが容易でないもの」に登録した。

見どころ

六角形の鉄骨造3層の塔と、赤く塗られた姿が見どころである(神戸市)。

見学について

神戸市が所有し、須磨海浜公園の中にある(文化庁)。神戸市によれば、1階の内部はふだん非公開で、灯台記念日(11月1日)などに公開されることがある。

Q&A

Q旧和田岬灯台はいつ建てられましたか?
A鉄造に改築されたのは明治17年(1884年)です(文化庁)。
Q最初はどんな灯台でしたか?
A明治5年に初点灯した八角形の木造3層です(神戸市)。
Qいつ須磨に移されましたか?
A文化庁は昭和39年(1964年)、神戸市は昭和38年(1963年)10月とします。
Q愛称は?
A「須磨の赤灯台」です(神戸市)。
Q旧和田岬灯台が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成10年(1998年)9月2日です(文化庁)。

基本情報

名称旧和田岬灯台(きゅうわだみさきとうだい)
所在地兵庫県神戸市須磨区須磨浦通1-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成10年(1998年)9月2日登録
員数1基
寸法鉄骨造、直径7.5m、高さ17m
所有者神戸市
公開状況須磨海浜公園内。内部はふだん非公開(神戸市)

参考文献

旧和田岬灯台(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000705
国登録文化財「旧和田岬灯台」の内部を一般公開します(神戸市)
https://www.city.kobe.lg.jp/a21651/255408914605.html

最終更新日: 2026.10.23