西宮神社とは:えびす宮の総本社の境内

西宮神社(にしのみやじんじゃ)は、兵庫県西宮市社家町にあるえびす宮の総本社で、境内の表大門が大正15年(1926年)、大練塀が昭和13年(1938年)に指定されて現在は重要文化財となり、本殿、拝殿、瑞寶橋など8件が登録有形文化財に登録されている。

西宮神社によると、第1殿にえびす大神(蛭児大神)、第2殿に天照大御神と大国主大神、第3殿に須佐之男大神を祀る。

登録有形文化財のうち、瑞寶橋と嘉永橋の2件は平成25年(2013年)に、本殿、拝殿、東翼殿、西翼殿、手水舎、銅鐘舎の6件は令和7年(2025年)に登録された。

西宮神社の由緒

西宮神社によると、神戸の和田岬の沖に出現した御神像を鳴尾の漁師が引き上げてまつり、御神託によって西の宮地(西宮)に遷したのが起源と伝えられる。鎮座の年代は明らかでないが、平安時代の中後期と推測されている。

えびす様は漁業の神として信仰され、西宮が西国街道の宿場町として開けて市が立つと、市の神、商売繁盛の神として信仰を集めた。毎年1月9日から11日の「十日えびす」には100万人に及ぶ参拝者が訪れる。

西宮神社によると、寛文3年(1663年)に4代将軍徳川家綱が造営した本殿は、のちに国宝となったが、昭和20年(1945年)の戦災で焼失した。昭和36年(1961年)に、檜皮葺を銅板葺に変えたほかは元通りに復興された。

境内の配置と大練塀

文化庁によると、本殿の正面に拝殿が建ち、拝殿の両脇から北へ延びる翼廊が、本殿前の斎庭を囲む回廊をつくる。本殿の東西には東翼殿と西翼殿が左右対称に建つ。拝殿の正面の神池には瑞寶橋が架かる。境内の中央部では、参道の東脇に手水舎、西脇に銅鐘舎が建つ。

西宮神社によると、表大門(赤門)は慶長9年から14年(1604年から1609年)にかけて豊臣秀頼が寄進したと伝えられる。神池に架かるもう一つの石橋、嘉永橋は嘉永元年(1848年)に架けられた、境内に残る最も古い石造の桁橋である。

境内を囲む大練塀は、文化庁の記録では室町中期の築地塀で、本瓦葺、北門を含み、折曲り延長68.5メートルと記されている。西宮神社は全長247メートルの土塀とし、昭和25年(1950年)の大修理の際に土塀の中から宋銭などが見つかったことから室町時代の建造と推定され、京都の三十三間堂の太閤塀、名古屋の熱田神宮の信長塀とあわせて日本三大練塀と称されると紹介している。

西宮神社への行き方と参拝

西宮神社によると、阪神電車本線西宮駅のえびす口から南西へ徒歩5分、JR神戸線さくら夙川駅から南東へ徒歩10分。車の場合、駐車場は境内の西南にあるが、祭典などの都合で駐車できない場合がある。

開閉門の時間は、4月から8月が午前5時から午後7時、9月と3月が午前5時から午後6時30分、10月から2月が午前5時から午後6時。授与所は午前9時から午後5時。問い合わせは西宮神社(0798-33-0321)へ。

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「西宮神社表大門」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2356
文化庁 国指定文化財等データベース「西宮神社大練塀」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2357
文化庁 国指定文化財等データベース「西宮神社本殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00015340
文化庁 国指定文化財等データベース「西宮神社拝殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00015343
西宮神社「西宮神社について」
https://nishinomiya-ebisu.com/about/
西宮神社「境内案内一覧」
https://nishinomiya-ebisu.com/guide/guide-2/
西宮神社「アクセス」
https://nishinomiya-ebisu.com/access/

最終更新日: 2026.09.28

基本情報

名称西宮神社
所在地兵庫県西宮市社家町1-17
所有者宗教法人西宮神社
指定重要文化財 2件・登録有形文化財 8件
座標34.73534, 135.33487