及川家住宅(古軒)主屋とは
及川家住宅(古軒)主屋は、岩手県遠野市六日町にある明治21年(1888年)建築の木造2階建の町家で、令和4年(2022年)2月17日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「おいかわけじゅうたく(ふるけん)おもや」。遠野南部家の城下で街道に南面して建つ旧家の主屋である(文化庁)。現在は「民宿 古軒」として営業している(遠野市観光協会)。
文化庁の記録では、木造2階建、鉄板葺、建築面積170平方メートル。登録番号は03-0113で、所有者は記録に記載がない。昭和49年(1974年)と昭和54年(1979年)に改修され、昭和60年(1985年)に移築されている(文化庁)。
登録有形文化財としての価値
及川家住宅主屋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、遠野地方の典型をよく残す大型の町家と評価している。
民宿の案内によれば、評価されたのは遠野の伝統的な町家の形式である中路地式の通り土間で、昭和15年(1940年)に行われた町家の調査の対象になったことが登録のきっかけになったという。
見どころ
及川家住宅主屋は2階建、切妻造鉄板葺の平入りで、街道に面して中路地をはさみ、東西に座敷を配している。西の座敷から北へ住まいの部分が延び、その南端の常居(じょい)は吹き抜けになっている(文化庁)。
正面には庇を設け、2階は出格子の構えとする(文化庁)。通りから見ると、中央の路地と左右の座敷、2階の格子が、遠野の大型町家の正面を形づくっている。
見学について
及川家住宅(古軒)主屋は民宿として使われており、宿泊すれば建物の中に入ることができる。素泊まりは4,500円からで、支払いは現金のみ。客室は3室で、無料駐車場がある(遠野市観光協会)。電話は0198-62-0028。宿泊以外の見学について公的な案内は見当たらなかった。宿の住所表示は六日町6-21で、文化庁の記録の所在地(六日町111)とは表記が異なる。
Q&A
- 及川家住宅(古軒)主屋はいつ建てられましたか?
- 明治21年(1888年)です。昭和60年(1985年)に移築されています(文化庁)。
- 及川家住宅(古軒)主屋はなぜ登録有形文化財なのですか?
- 遠野地方の典型をよく残す大型の町家とされるためです(文化庁)。令和4年(2022年)2月17日に登録されました。
- 及川家住宅主屋の間取りの特徴は?
- 街道に面して中路地をはさみ東西に座敷を配し、西の座敷から北へ住居部が延び、南端の常居は吹き抜けです(文化庁)。
- 古軒には泊まれますか?
- 民宿古軒として営業しています。素泊まり4,500円からで、支払いは現金のみです(遠野市観光協会)。
- 及川家住宅(古軒)主屋は宿泊しなくても見学できますか?
- 宿泊以外の見学について公的な案内はありません。
基本情報
| 名称 | 及川家住宅(古軒)主屋(おいかわけじゅうたく(ふるけん)おもや) |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県遠野市六日町111 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 令和4年(2022年)2月17日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造2階建、鉄板葺、建築面積170平方メートル |
| 所有者 | 文化庁の記録に記載なし |
| 公開状況 | 民宿として営業(宿泊者は館内可) |
参考文献
- 及川家住宅(古軒)主屋(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014128
- 民宿 古軒(遠野市観光協会 遠野時間)
- https://tonojikan.jp/stay/minsyuku-furuken/
最終更新日: 2026.10.06