世嬉の一酒造場旧作業場・釜場とは

世嬉の一酒造場旧作業場・釜場は、岩手県一関市田村町にある大正8年(1919年)の小屋組に旧状を留める酒造りの作業場で、平成11年(1999年)8月23日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「せきのいちしゅぞうじょうきゅうさぎょうば・かまば」。

世嬉の一酒造場旧作業場・釜場の玄関部(もとの釜場の貯水槽)
世嬉の一酒造場旧作業場・釜場の玄関部(もとの釜場の貯水槽)Suikotei / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、木造平屋建、スレート葺で、建築面積は295平方メートル。登録番号は03-0023である。

作業場と釜場の貯水槽

世嬉の一酒造場は、磐井川の河畔、もと一関藩の中下級武家地の一画にある(文化庁)。摺沢村出身の佐藤徳蔵が熊文酒造店を買い取って改築したもので、徳蔵の従兄弟で辰野金吾の門下の小原友輔が設計した。

世嬉の一酒造場旧作業場・釜場は、旧原料米置場・精米所の南方、旧仕込蔵との間に建つ大正8年(1919年)の木造平屋建の建物である(文化庁)。いまは和風の飲食の施設に改造されているが、旧作業場の小屋組などは旧状をよく留める。

玄関部は、もとの釜場の鉄筋コンクリート造の貯水槽を改装したもので、妻の形は旧状を踏襲している(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、この建物を「再現することが容易でないもの」に登録した。

見どころ

世嬉の一酒造場旧作業場・釜場では、旧状を留める作業場の小屋組と、釜場の貯水槽を生かした玄関部が見どころである(文化庁)。

見学について

世嬉の一酒造株式会社が所有する(文化庁)。世嬉の一酒造によれば、旧仕込蔵を改装した酒の民俗文化博物館は午前9時から午後5時に開館し、入館料は300円(小・中学生200円)である。そのほかの建物は酒造会社の施設として使われている。7棟は世嬉の一酒造場のページにまとめている。

Q&A

Q旧作業場・釜場はいつ建てられましたか?
A大正8年(1919年)です(文化庁)。
Qどこに建っていますか?
A旧原料米置場・精米所と旧仕込蔵の間です(文化庁)。
Q旧状を留める部分は?
A旧作業場の小屋組などです(文化庁)。
Q玄関部は?
Aもとの釜場の鉄筋コンクリート造の貯水槽を改装したものです(文化庁)。
Q世嬉の一酒造場旧作業場・釜場が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成11年(1999年)8月23日です(文化庁)。

基本情報

名称世嬉の一酒造場旧作業場・釜場(せきのいちしゅぞうじょうきゅうさぎょうば・かまば)
所在地岩手県一関市田村町14
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成11年(1999年)8月23日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、スレート葺、建築面積295㎡
所有者世嬉の一酒造株式会社
公開状況酒の民俗文化博物館(旧仕込蔵)は公開

参考文献

世嬉の一酒造場旧作業場・釜場(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001225
博物館と文学館(世嬉の一酒造)
https://sekinoichi.co.jp/museum/
世嬉の一酒造場旧原料米置場・精米所(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001223

最終更新日: 2026.10.30