世嬉の一酒造場旧びん詰貯蔵庫・麹室とは
世嬉の一酒造場旧びん詰貯蔵庫・麹室は、岩手県一関市田村町にある大正8年(1919年)の中空の二重壁をもつ煉瓦造の倉庫で、平成11年(1999年)8月23日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「せきのいちしゅぞうじょうきゅうびんづめちょぞうこ・こうじしつ」。
文化庁の記録では、煉瓦造平屋建、スレート葺で、建築面積は138平方メートル。登録番号は03-0022である。
麹室のための中空二重壁
世嬉の一酒造場は、磐井川の河畔、もと一関藩の中下級武家地の一画にある(文化庁)。摺沢村出身の佐藤徳蔵が熊文酒造店を買い取って改築したもので、徳蔵の従兄弟で辰野金吾の門下の小原友輔が設計した。
世嬉の一酒造場旧びん詰貯蔵庫・麹室は、旧原料米置場・精米所の奥に接し、間仕切壁を共有する大正8年(1919年)の倉庫風の煉瓦造の建物である(文化庁)。麹室を含むため、煉瓦壁を中空の二重壁としている点に特徴がある。
世嬉の一酒造場旧びん詰貯蔵庫・麹室は、いまは旧原料米置場・精米所と合棟して一体の切妻屋根の中に収まり、地ビールの醸造に充てられている(文化庁)。
登録有形文化財としての価値
文化庁は、この建物を「再現することが容易でないもの」に登録した。
見どころ
世嬉の一酒造場旧びん詰貯蔵庫・麹室では、麹室のために中空の二重壁とした煉瓦の壁が見どころである(文化庁)。
見学について
世嬉の一酒造株式会社が所有する(文化庁)。世嬉の一酒造によれば、旧仕込蔵を改装した酒の民俗文化博物館は午前9時から午後5時に開館し、入館料は300円(小・中学生200円)である。そのほかの建物は酒造会社の施設として使われている。7棟は世嬉の一酒造場のページにまとめている。
Q&A
- 旧びん詰貯蔵庫・麹室はいつ建てられましたか?
- 大正8年(1919年)です(文化庁)。
- どんなつくりですか?
- 煉瓦造平屋建です(文化庁)。
- 壁の特徴は?
- 麹室を含むため中空の二重壁です(文化庁)。
- いまは?
- 旧原料米置場・精米所と一体の屋根の下で地ビールの醸造に使われています(文化庁)。
- 世嬉の一酒造場旧びん詰貯蔵庫・麹室が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成11年(1999年)8月23日です(文化庁)。
基本情報
| 名称 | 世嬉の一酒造場旧びん詰貯蔵庫・麹室(せきのいちしゅぞうじょうきゅうびんづめちょぞうこ・こうじしつ) |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県一関市田村町14 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成11年(1999年)8月23日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 煉瓦造平屋建、スレート葺、建築面積138㎡ |
| 所有者 | 世嬉の一酒造株式会社 |
| 公開状況 | 酒の民俗文化博物館(旧仕込蔵)は公開 |
参考文献
- 世嬉の一酒造場旧びん詰貯蔵庫・麹室(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001224
- 博物館と文学館(世嬉の一酒造)
- https://sekinoichi.co.jp/museum/
- 世嬉の一酒造場旧原料米置場・精米所(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001223
最終更新日: 2026.10.30