倉の館三角邸とは

倉の館三角邸(旧堺家住宅)は、香川県綾歌郡宇多津町にある昭和初期の邸宅で、主屋・洋館・東門・塀の4件が平成19年(2007年)10月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「くらのやかたさんかくてい(きゅうさかいけじゅうたく)」で、4件とも宇多津町が所有している。

文化庁の解説では、主屋はもと肥料商の接客棟で、富商が客を迎えた空間を伝える建物とされる。宇多津町は、肥料商であった堺氏の別棟で、平成8年(1996年)に町が購入して改修したと案内している。書院造りの様式を取り入れた和風の建物の隣に、ステンドグラスをはめた洋館が立つ構成である。

倉の館三角邸は、敷地の北寄りに立つ洋館のとがった屋根が目印になっている。町はこの屋敷を、宇多津の古い町並みである古街のシンボル的な建物として紹介している。

4件の配置と登録の基準

敷地は東辺と北辺を塀で限り、東辺の南寄りに東門を開く(文化庁)。門の正面に主屋の玄関があり、入母屋造2階建の東西棟が敷地の南寄りに建つ。その北には平屋の座敷棟が延び、洋館は敷地の北寄りに位置する。

登録の基準は、主屋と洋館が「造形の規範となっているもの」、東門と塀が「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である(文化庁)。登録番号は37-0313から37-0316までの連番で、倉の館三角邸の和風の接客棟、塔のような洋館、門と塀が一つの屋敷構えとして残る。各棟の構造は、それぞれのページで扱っている。

見学について

倉の館三角邸へは、宇多津町の案内でJR宇多津駅から徒歩約20分である。町の案内は所在地を宇多津町2148と記しており、文化庁の登録上の所在地は宇多津町2147-3となっている。

塀と東門は敷地の外から眺めることができ、町が「ひときわ目立つ」と紹介する洋館のとがった屋根も通りから目に入る。内部見学の可否、受付時間、料金について、町の公式の案内には記載が見当たらなかった。問い合わせ先は宇多津町教育委員会(電話0877-49-8007)とされている。

参考文献

倉の館三角邸(旧堺家住宅)主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006456
倉の館三角邸(旧堺家住宅)洋館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006457
倉の館三角邸(旧堺家住宅)東門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006493
倉の館三角邸(旧堺家住宅)塀(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006494
倉の館三角邸(旧堺家住宅)主屋(文化遺産オンライン)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/197449
倉の館 三角邸(うたづさんぽみち 宇多津町魅力情報発信サイト)
https://sanpomichi.town.utazu.lg.jp/spot/entry/old/007491/

最終更新日: 2026.11.03

基本情報

名称倉の館三角邸(旧堺家住宅)
所在地香川県綾歌郡宇多津町2147-3
所有者宇多津町
指定登録有形文化財 4件
座標34.30992, 133.82602