旧陸軍歩兵第四四連隊講堂とは

旧陸軍歩兵第四四連隊講堂は、高知県高知市曙町にある明治時代後期の下士官の学科教育のための講堂で、令和5年(2023年)2月27日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅうりくぐんほへいだいよんじゅうよんれんたいこうどう」。

文化庁の記録では、木造平屋建、鉄板葺で、建築面積は248平方メートル。昭和時代中期に改修されている。登録番号は39-0307である。

キングポスト・トラスの質実な講堂

旧陸軍歩兵第四四連隊講堂は、高知市西部の旧陸軍跡地に東面して建つ木造平屋建・寄棟造平入の建物で、外装は下見板張の白色塗装とする(文化庁)。

小屋組はキングポスト・トラス、内壁は竪板張の目板打とし、一間幅の窓を密に配して採光を確保する(文化庁)。当初は3室に分かれ、下士官の学科教育のために建てられた質実な陸軍建築である。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、この建物を「造形の規範となっているもの」に登録した。

見どころ

白色塗装の下見板張の外観と、密に並ぶ一間幅の窓、キングポスト・トラスの小屋組が見どころである(文化庁)。

見学について

高知県が所有する(文化庁)。高知県が2026年3月に策定した保存活用計画によれば、弾薬庫と講堂は長く倉庫として使われてきた。計画では、戦争の史実を伝え「平和の尊さ」を感じられる場として整備し、敷地は全体を公開して開館日は自由見学、弾薬庫と講堂の内部は事前予約の利用者に限って公開する方針である。公開の開始時期は示されていない。

Q&A

Q講堂はいつ建てられましたか?
A明治時代後期です(文化庁)。
Q何のための建物ですか?
A下士官の学科教育のための講堂です(文化庁)。
Q小屋組は?
Aキングポスト・トラスです(文化庁)。
Q今後の活用は?
A高知県の保存活用計画では、展示や多目的のスペースを設け、内部は事前予約の利用者に限って公開する方針です。
Q旧陸軍歩兵第四四連隊講堂が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和5年(2023年)2月27日です(文化庁)。

基本情報

名称旧陸軍歩兵第四四連隊講堂(きゅうりくぐんほへいだいよんじゅうよんれんたいこうどう)
所在地高知県高知市曙町2丁目960-3
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和5年(2023年)2月27日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、鉄板葺、建築面積248㎡
所有者高知県
公開状況保存活用計画で公開の方針(高知県)

参考文献

旧陸軍歩兵第四四連隊講堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014541
登録有形文化財(建造物)旧陸軍歩兵第四四連隊弾薬庫及び講堂保存活用計画(高知県、2026年3月)
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2026031000169/

最終更新日: 2026.10.24