濱田家住宅店舗とは

濱田家住宅店舗は、高知県安芸郡奈半利町乙1564-3の中心街にある三叉路の角に建つ明治時代後期の店舗で、平成15年(2003年)1月31日に登録有形文化財に登録された。読みは「はまだけじゅうたくてんぽ」。

登録番号は39-0071で、北に接する煉瓦蔵(39-0072)と同じ日に登録された。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」。文化庁の解説は、登録当時の濱田家住宅店舗を呉服店として使っていたと記している。

登録の理由:角地に構えた二棟続きの店

濱田家住宅店舗は、三叉路の北西の角地を占める。南側の主体部は桁行5間、梁間5間の東西棟で、切妻造の木造つし二階建。その北に、桁行3間半の平屋建の棟が南北方向に取り付く。向きの違う二つの棟がL字に組み合い、呉服店は南北の店舗を一体として使っていた。

文化庁は濱田家住宅店舗を、もと造り酒屋部とともに奈半利の町並み景観の中心的な存在と位置づけている。旧増田屋の主屋・蔵と濱田家住宅店舗が、同じ濱田家の商いを支えた建物であったことがうかがえる。

見どころ:つし二階と二つの正面

つし二階は、2階の天井を低く抑えた屋根裏の階で、物置や使用人の部屋に使われた。通りから見ると1階の店の上に低い2階が載り、屋根が低く抑えられているのが特徴である。

角地に建つため、濱田家住宅店舗は二つの道に面を見せる。東西に棟を通した切妻屋根は、一方の道からは長い軒を、もう一方からは三角の妻を見せる。北の平屋の棟まで含めて、角を回り込むように外観をたどりたい。

なお、文化庁データベースの構造欄は「木造平屋建、瓦葺、建築面積151平方メートル」で、解説の「つし2階建」と食い違う。北の平屋部分を主とした記載とも考えられるが、本サイトでは確認できなかった。

見学方法

濱田家住宅店舗は個人の店舗で、建物そのものを公開する案内はない。登録当時は呉服店として使われていたが、現在の営業の有無や営業時間は確認できなかった。

外観は三叉路の角から二つの面を眺めることができる。交差点の角に立つ建物なので、写真を撮る際は車の通行に気をつけ、濱田家住宅店舗の出入口をふさがないようにしたい。

Q&A

Q濱田家住宅店舗はいつの建物で、いつ登録されましたか?
A明治時代後期の建物で、平成15年(2003年)1月31日に登録有形文化財に登録されました。
Q濱田家住宅店舗はどのような建物ですか?
A南の東西棟が桁行5間・梁間5間の切妻造つし二階建で、その北に桁行3間半の平屋建が南北棟で取り付きます。登録当時は呉服店として両方を一体で使っていました。
Q濱田家住宅店舗と旧増田屋の関係は?
A文化庁の解説は、店舗を「もと造り酒屋部」とともに町並み景観の中心をなす建物としており、同じ濱田家の商いの建物であることが分かります。
Q濱田家住宅店舗の建築面積と階数は?
A文化庁データベースの構造欄は木造平屋建・建築面積151平方メートルですが、解説は南の主体部をつし二階建としており、記載が食い違っています。
Q濱田家住宅店舗は今も営業していますか?
A登録当時は呉服店でしたが、現在の営業状況は確認できませんでした。外観は三叉路の角から見ることができます。

基本情報

名称濱田家住宅店舗
所在地高知県安芸郡奈半利町乙1564-3
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)1月31日登録
員数1棟
寸法木造平屋建(解説ではつし2階建)、瓦葺、建築面積151平方メートル
所有者記載なし(文化庁データベースの所有者欄は空欄)
公開状況非公開(外観は道路から見える範囲で。店の営業状況は未確認)

参考文献

濱田家住宅店舗(文化庁 国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00003167
濱田家住宅店舗(文化遺産オンライン)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/116247
国登録有形文化財<建造物>(高知県 歴史文化財課)
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2023062200186/

最終更新日: 2026.10.16