江藤家住宅主屋とは

江藤家住宅主屋は、熊本県菊池郡大津町大字町字尾ノ上にある江戸時代末期の木造平屋建の農家の主屋で、令和元年(2019年)12月5日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「えとうけじゅうたくしゅおく」。大津町の農村集落にある、在御家人という家格をもつ家の主屋である(文化庁)。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積305平方メートル。登録番号は43-0177で、所有者は記録に記載がない。

重要文化財の江藤家住宅との違い

大津町には、平成17年(2005年)に国の重要文化財に指定された別の「江藤家住宅」が、大字陣内にある。大津町によれば、そちらは文政13年(1830年)の主屋を中心に長屋門や蔵などを備えた在御家人の屋敷である。

この江藤家住宅主屋は、大字町字尾ノ上にある登録有形文化財で、所在地も文化財の種類も異なる別の建物である(文化庁、大津町)。在御家人は熊本藩に仕えた郷士の家格で、大津町にはこの家格の住宅が点在している(大津町)。

登録有形文化財としての価値

江藤家住宅主屋は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、角屋の間を合いの間でつなぐ平面形状に特徴があり、当地区の近世農家の様相を伝えていると評価している。

見どころ

江藤家住宅主屋は敷地の中央に南面して建つ木造平屋建で、入母屋造・桟瓦葺の大屋根の西側に、角屋が2棟平行して突き出している(文化庁)。

2棟の角屋の間を「合いの間」でつないだ平面が、この主屋の特徴である(文化庁)。大屋根から角屋が並んで突き出す形は、外から屋根の重なりとして見ることができる。

見学について

江藤家住宅主屋の公開について公的な案内は見当たらなかった。個人の住宅とみられるため、外観を道から見るにとどめたい。所在地は大津町大字町字尾ノ上169。

Q&A

Q江藤家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A江戸時代末期です(文化庁)。
Q江藤家住宅主屋は重要文化財の江藤家住宅と同じ建物ですか?
A別の建物です。重要文化財の江藤家住宅は大字陣内にあり、この主屋は大字町字尾ノ上にある登録有形文化財です(文化庁、大津町)。
Q江藤家住宅主屋の平面の特徴は?
A入母屋造の大屋根の西側に2棟の角屋が平行して突き出し、その間を合いの間でつないでいます(文化庁)。
Q江藤家住宅主屋は見学できますか?
A公開に関する公的な案内はありません。
Q江藤家住宅主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和元年(2019年)12月5日です。

基本情報

名称江藤家住宅主屋(えとうけじゅうたくしゅおく)
所在地熊本県菊池郡大津町大字町字尾ノ上169
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和元年(2019年)12月5日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積305平方メートル
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況公開に関する公的案内なし

参考文献

江藤家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00013207
江藤家住宅(重要文化財)(大津町)
https://www.town.ozu.kumamoto.jp/page/1803.html

最終更新日: 2026.10.07