立田山ヤエクチナシ自生地とは:八重咲きのクチナシが自生する山

立田山ヤエクチナシ自生地(たつだやまやえくちなしじせいち)は、熊本県熊本市黒髪の立田山にある、八重咲きのクチナシ「ヤエクチナシ」の自生地で、昭和4年(1929年)4月2日に国の天然記念物に指定された。

文化庁の記録では、指定基準は「著しい栽培植物の自生地」である。庭などに植えられる八重咲きのクチナシが、野生の状態で生えている場所として指定された。

熊本市によると、立田山は熊本市の中心部から北東に位置する標高152メートルの山で、市街地に残された貴重な自然緑地である。

ヤエクチナシという植物

文化庁のデータベースに残る指定時の説明によると、ヤエクチナシは花びらが重なった八重咲きのクチナシである。普通の一重咲きのクチナシとともに、立田山の中腹のアカマツやアラカシなどからなる樹林の中に自生していた。

指定時の説明は、ヤエクチナシの学名をGardenia jasminoides var. ovalifoliaとしている。八重咲きのクチナシは栽培品として知られるが、それが自然の林の中で見つかったことが、この場所を天然記念物とする理由になった。

立田山ヤエクチナシ自生地の現状

熊本市は、立田山の緑地を県と市で公有化し、生活環境保全林「立田山憩の森」として整備している。平成19年度(2007年度)には熊本県が4つの観察コースを整えた。

熊本市の「今日の憩の森」の記録には、令和4年(2022年)6月14日にヤエクチナシが管理センター前で咲いていると記されている。指定地の林内で自生株が現在どの程度残っているかについて、公的な調査結果は確認できなかった。

立田山ヤエクチナシ自生地の見学方法

立田山ヤエクチナシ自生地のある立田山は、「立田山憩の森」として散策できる。ヤエクチナシの花期は、熊本市の記録では6月中旬である。

天然記念物のため、植物を採ったり、遊歩道を外れて林内に入ったりしてはならない。問い合わせは立田山管理センター(熊本市北区龍田陳内2丁目43-23、096-346-5090)へ。

Q&A

Q立田山ヤエクチナシ自生地はいつ天然記念物に指定されましたか?
A昭和4年(1929年)4月2日に指定されました。
Qヤエクチナシとは何ですか?
A花びらが重なった八重咲きのクチナシです。立田山では、一重咲きのクチナシとともに林の中に自生していました。
Q立田山ヤエクチナシ自生地の読み方は?
A「たつだやまやえくちなしじせいち」と読みます。
Qヤエクチナシの花はいつ見られますか?
A熊本市の記録では、6月中旬に管理センター前で咲いていました。
Q立田山ヤエクチナシ自生地はどこにありますか?
A熊本市の立田山にあり、「立田山憩の森」として散策できます。

基本情報

名称立田山ヤエクチナシ自生地(たつだやまやえくちなしじせいち)
所在地熊本県熊本市黒髪
指定区分天然記念物
指定年昭和4年(1929年)4月2日指定
員数文化庁データベースに記載なし
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況立田山憩の森として散策可

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「立田山ヤエクチナシ自生地」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/401/2807
文化遺産オンライン「立田山ヤエクチナシ自生地」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/139664
熊本市「立田山憩の森」のご紹介
https://www.city.kumamoto.jp/HpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=2953&class_set_id=2&class_id=229

最終更新日: 2026.09.27