大報恩寺本堂(千本釈迦堂)とは:棟木の墨書から1227年の建立と分かる、京都市街に残る最古の建築

大報恩寺本堂(千本釈迦堂)(だいほうおんじほんどう(せんぼんしゃかどう))は、京都府京都市上京区の大報恩寺にある鎌倉時代前期の本堂で、昭和27年(1952年)3月29日に国宝に指定された。

文化庁の記録では、桁行五間、梁間六間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺である。

文化庁によると、大報恩寺は用明天皇の開創と伝え、のちに義空によって中興された。本堂の建立年代は、棟木の墨書銘によって安貞元年(1227年)であることが明らかである。

大報恩寺本堂(千本釈迦堂)の修理と復原

文化庁の詳細解説によると、建立後、正応3年から4年(1290年から1291年)の檜皮の葺き替えをはじめ、永享・文明・延徳年間、永正17年(1520年)、天正17年(1589年)、寛文9年(1669年)、延享2年(1745年)と修理を重ね、とくに寛文の修理では末寺の経王堂の廃材を用いて小屋組を改めるなど大きな変更があった。

堂は組物を出組とし、すべて純和様からなる。昭和29年(1954年)の修理で各部が復原され、とくに小屋組に至るまで建立当初の構造となった。従来江戸時代と考えられていた堂内の厨子も、張木を取り除くと堂と同じ年代のものであることが分かった。

大報恩寺本堂(千本釈迦堂)の見どころ

文化庁は、京都市街にある最古の建築であり、たびたびの戦火をよく免れたことは奇跡的といえるとしている。

大報恩寺によると、京洛最古の国宝建築と仏像に包まれる寺で、今は失われた北野経王堂ゆかりの文化財も数多く伝わる。

大報恩寺本堂(千本釈迦堂)の見学方法

大報恩寺によると、開門は午前9時、閉門は午後5時で、霊宝館への入場は午後4時までである。入山・境内の参拝は無料で、本堂・霊宝館の入場は有料である。

大報恩寺によると、京都市バスの上七軒バス停で下車する。問い合わせは大報恩寺(075-461-5973)へ。

Q&A

Q大報恩寺本堂はいつ国宝に指定されましたか?
A昭和27年(1952年)3月29日に国宝に指定されました。
Q大報恩寺本堂はいつ建てられたのですか?
A棟木の墨書銘によって、安貞元年(1227年)であることが明らかです。
Q大報恩寺本堂の評価は?
A京都市街にある最古の建築で、たびたびの戦火を免れたことは奇跡的とされます。
Q堂内の厨子の年代は?
A張木を取り除いた結果、本堂と同じ年代のものと分かりました。
Q大報恩寺の拝観時間は?
A午前9時から午後5時で、霊宝館への入場は午後4時までです。

基本情報

名称大報恩寺本堂(千本釈迦堂)(だいほうおんじほんどう(せんぼんしゃかどう))
所在地京都府京都市上京区五辻通六軒町西入溝前町
指定区分国宝(建造物)
指定年昭和27年(1952年)3月29日指定
員数1棟
寸法桁行五間、梁間六間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺
所有者大報恩寺
公開状況午前9時から午後5時

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「大報恩寺本堂(千本釈迦堂)」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1612
文化遺産オンライン「大報恩寺本堂」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/146811
大報恩寺 公式サイト
https://daihoonji.jp/

最終更新日: 2026.10.01