千歳家住宅主屋とは

千歳家住宅主屋は、京都府京都市伏見区阿波橋町にある明治2年(1869年)の大型の町家で、平成29年(2017年)6月28日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「せんざいけじゅうたくしゅおく」。

文化庁の記録では、木造平屋一部2階建、瓦葺で、建築面積は246平方メートル。登録番号は26-0522である。

千歳家住宅主屋は屋敷の通り側を占める棟で、その奥に離れと2棟の蔵が続く。

出格子と舟板張りの正面、二間幅の土間

千歳家住宅主屋は、濠川の西側を通る道に東を向けて建つ(文化庁)。正面の北半分に出格子を構え、南半分は舟板を縦に張った板壁とする。

上部はつし二階で、漆喰で塗り込めた壁に格子窓をあける(文化庁)。内部には幅二間(約3.6メートル)の土間が表から奥まで通る。

床上は、下手にチョウバ(帳場)などの部屋、上手に座敷の列を置き、そのあいだを廊下で仕切る(文化庁)。商いの部屋と客を迎える部屋が、廊下一本で分けられている。

登録有形文化財としての価値

文化庁は千歳家住宅主屋について、座敷飾や建具も上質で、伏見の商家の構えを伝える大型町家であると評価し、「造形の規範となっているもの」として登録した。

京都市も、この屋敷の外観は明治初期の町家らしい力強い意匠をよく保ち、運河に面した伏見の景観を形づくっているとしている(京都市)。

見どころ

千歳家住宅主屋の前に立つと、北の出格子と南の舟板張りの切り替えがまず目に入る。舟板は一般に、船に使われた板を壁などに転用した材をいう。

目を上げると、低い軒の上に、漆喰壁のつし二階と格子窓が続く(文化庁)。間口の広さも千歳家住宅主屋の特徴で、京都市は伏見の堀川の川岸に建つ間口の広い町家として紹介している。

見学について

千歳家住宅主屋の内部の公開について、公的な案内は確認できなかった。正面は濠川西側の道に面しているため、外観は道路から見ることができる。敷地には立ち入らず、通りから眺めたい。

Q&A

Q千歳家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A明治2年(1869年)です(文化庁)。
Q千歳家住宅主屋の「千歳」は何と読みますか?
A「せんざい」と読みます。名称全体では「せんざいけじゅうたくしゅおく」です(文化庁)。
Q千歳家住宅主屋の見どころは?
A北半分の出格子と南半分の舟板張りを組み合わせた正面、つし二階の格子窓、二間幅の土間です(文化庁)。
Q千歳家住宅主屋の内部は見学できますか?
A内部の公開について公的な案内は確認できませんでした。外観は濠川西側の道路から見られます。
Q千歳家住宅主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成29年(2017年)6月28日です(文化庁)。

基本情報

名称千歳家住宅主屋(せんざいけじゅうたくしゅおく)
所在地京都府京都市伏見区阿波橋町401他
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成29年(2017年)6月28日登録
員数1棟
寸法木造平屋一部2階建、瓦葺、建築面積246㎡
所有者文化庁データベースに記載なし
公開状況内部の公開情報なし(外観は道路から)

参考文献

千歳家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011733
京都市の歴史的建造物(京都市 都市計画局 パンフレット)
https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000300/300670/panfuretto0821.pdf
平成24年度第2回京都市歴史まちづくり推進協議会 議事要旨(京都市)
https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000147/147435/gidai1gijiyousi.pdf

最終更新日: 2026.11.02