海老喜文庫蔵とは

海老喜文庫蔵は、宮城県登米市登米町寺池にある江戸時代末期の凝った窓の意匠をもつ文庫蔵で、平成30年(2018年)5月10日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「えびきぶんこぐら」。

海老喜文庫蔵
海老喜文庫蔵Ty19080914 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、土蔵造2階建、瓦葺で、建築面積は39平方メートル。登録番号は04-0156である。

透彫と繰形の窓の庇

海老喜は、登米の旧城下町にある味噌・醤油の醸造を営んできた商家で、敷地内の8棟が登録有形文化財になっている(文化庁)。文庫蔵は敷地の後方の中央部に東面して建つ江戸時代末期の蔵で、切妻造・桟瓦葺・妻入とし、東面に下屋と扉口を設ける。

外壁は漆喰塗で、腰の海鼠壁を1階は芋目地、2階は四半張の目地とする。窓は庇を二軒とし、腕木を二段にして透彫の板を嵌め、持送りに繰形の彫刻を施すなど、凝った意匠を見せる(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、この文庫蔵を「造形の規範となっているもの」に登録した。

見どころ

二段の腕木に透彫の板を嵌めた窓の庇と、上下で目地を変えた海鼠壁が見どころである(文化庁)。

見学について

所有者は文化庁の記録に記載がない。海老喜の公式サイトによれば、今も同じ所在地で味噌と醤油を造り、売っている。海老喜と登米市の案内では、旧酒蔵を使った「蔵の資料館」は9時から17時の開館で入館料は200円、旧醤油仕込蔵(海老喜ホール)は団体専用・予約制の食事の場である。ほかの建物の内部の公開の案内はない。8件は海老喜のページにまとめている。

Q&A

Q文庫蔵はいつ建てられましたか?
A江戸時代末期です(文化庁)。
Q海鼠壁の目地は?
A1階が芋目地、2階が四半張です(文化庁)。
Q窓の特徴は?
A二段の腕木に透彫の板を嵌めた二軒の庇です(文化庁)。
Qどこに建っていますか?
A敷地の後方の中央部です(文化庁)。
Q海老喜文庫蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成30年(2018年)5月10日です(文化庁)。

基本情報

名称海老喜文庫蔵(えびきぶんこぐら)
所在地宮城県登米市登米町登米字寺池三日町22
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)5月10日登録
員数1棟
寸法土蔵造2階建、瓦葺、建築面積39㎡
所有者不明(文化庁データベースに記載なし)
公開状況公開の公的な案内なし

参考文献

海老喜文庫蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012276
蔵の資料館(創業天保四年 海老喜)
https://ebiki.com/?mode=f3
歴史を訪ねる(登米市)
https://www.city.tome.miyagi.jp/kanko/tourism/see/rekishi/index.html

最終更新日: 2026.10.28