大高森薬師堂とは

大高森薬師堂は、宮城県東松島市宮戸の大高森にある大正前期(1912〜1918年)建立の木造平屋建の仏堂で、令和4年(2022年)6月29日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「おおたかもりやくしどう」。特別名勝松島の宮戸島で、公園整備の一環として建てられた薬師堂である(文化庁)。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積12平方メートル。登録番号は04-0214で、所有者は東松島市である。松島ナビは、大正4年(1915年)に当時の宮城県知事によって建立され、堂内に白木造りの薬師如来像を安置すると紹介している。

登録有形文化財としての価値

大高森薬師堂は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、向拝をもたず、瓦当に重弁蓮華文を施すなど、復古的な様相を示す仏堂と評価している。

大高森は宮戸島にある山で、松島の眺めを望む場所として知られる。その中腹に、松島の公園整備に伴って建てられた小さな堂が残っている(文化庁、松島ナビ)。

見どころ

大高森薬師堂は正面3間、側面と背面2間の宝形造・桟瓦葺の堂である。丸柱を長押で固め、組物は舟肘木、軒は一軒の疎垂木とする(文化庁)。

正面に板唐戸、側面に連子窓を建て、向拝を設けない。軒先の瓦の瓦当には重弁蓮華文を施している(文化庁)。古い時代の仏堂にならった簡素な構成と、瓦の文様を見比べたい。

見学について

松島ナビによれば、大高森薬師堂の堂内を見ることはできない。大高森の登山口は2か所(あおみな側と縄文歴史資料館側)あり、山頂まではどちらも片道約15〜20分。登山道は整備されているが長い階段が続き、街灯はない。所在地は東松島市宮戸字瀬戸浜23-1。

Q&A

Q大高森薬師堂はいつ建てられましたか?
A文化庁は大正前期としています。松島ナビは大正4年(1915年)としています。
Q大高森薬師堂はなぜ建てられたのですか?
A特別名勝松島の宮戸島で、公園整備の一環として建てられました(文化庁)。
Q大高森薬師堂の建築の特徴は?
A向拝をもたず、瓦当に重弁蓮華文を施すなど、復古的な様相を示す宝形造の小さな仏堂です(文化庁)。
Q大高森薬師堂の中は見られますか?
A堂内を見ることはできません(松島ナビ)。
Q大高森薬師堂が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和4年(2022年)6月29日です。

基本情報

名称大高森薬師堂(おおたかもりやくしどう)
所在地宮城県東松島市宮戸字瀬戸浜23-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和4年(2022年)6月29日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積12平方メートル
所有者東松島市
公開状況外観は見学可(堂内非公開)

参考文献

大高森薬師堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014228
大高森(松島ナビ)
https://matsushima.miyaginavi.jp/tourist_attractions/2173.html

最終更新日: 2026.10.07