ハンマーヘッド型起重機とは

三菱重工業長崎造船所ハンマーヘッド型起重機は、長崎県長崎市飽の浦町にある明治42年(1909年)の英国製の大型起重機で、平成15年(2003年)3月18日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「みつびしじゅうこうぎょうながさきぞうせんしょはんまーへっどがたきじゅうき」。

長崎港に面した三菱重工業長崎造船所のハンマーヘッド型起重機
長崎港に面した三菱重工業長崎造船所のハンマーヘッド型起重機Houjyou-Minori / CC0(パブリックドメイン) / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、鉄骨造で、高さ62メートル。昭和36年(1961年)に移設されている。登録番号は42-0020である。

長崎港に立つ英国製の起重機

ハンマーヘッド型起重機は長崎港に面する岸壁上にあり、吊上能力150トン、高さ約61メートル、ジブの長さ約73メートルの、英国マザーウェル・ブリッジ社製の大規模な起重機である(文化庁)。主柱の間は約12メートル四方で、全体をトラスで組み上げる。

三菱重工業によれば、この起重機はジャイアント・カンチレバークレーンと呼ばれ、2015年に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つである。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、この起重機を「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に登録した。

上部構造を降ろす構造調査

三菱重工業は令和8年(2026年)9月18日、1909年の建造以来保守を続けてきたが近年は老朽化が進んでいるとして、詳しい構造調査のために上部構造を地上に降ろすことを決めた。海上クレーンを使う工事は2026年12月上旬の予定で、調査の期間と保全完了までの期間は未定とされている。

見どころ

トラスで組み上げた主柱と長いジブが見どころである(文化庁)。2026年12月上旬以降は上部構造が地上に降ろされる予定である(三菱重工業)。

見学について

文化庁の記録では三菱日立パワーシステムズ株式会社が所有する。稼働中の造船所の中にあり、公開について、公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q起重機はいつ造られましたか?
A明治42年(1909年)です(文化庁)。
Qどこの製品ですか?
A英国マザーウェル・ブリッジ社製です(文化庁)。
Qどれくらいの大きさですか?
A吊上能力150トン、高さ約61メートル、ジブの長さ約73メートルです(文化庁)。
Q今後どうなりますか?
A構造調査のため、2026年12月上旬に上部構造を地上に降ろす予定です(三菱重工業)。
Q三菱重工業長崎造船所ハンマーヘッド型起重機が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成15年(2003年)3月18日です(文化庁)。

基本情報

名称三菱重工業長崎造船所ハンマーヘッド型起重機(みつびしじゅうこうぎょうながさきぞうせんしょはんまーへっどがたきじゅうき)
所在地長崎県長崎市飽の浦町1-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)3月18日登録
員数1基
寸法鉄骨造、高さ62m
所有者三菱日立パワーシステムズ株式会社
公開状況公開の公的な案内なし

参考文献

三菱重工業長崎造船所ハンマーヘッド型起重機(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003334
ジャイアント・カンチレバークレーンの工事実施について(三菱重工業、2026年9月18日)
https://www.mhi.com/jp/notice/notice_260918.html

最終更新日: 2026.10.24