不退寺とは

不退寺は、奈良県奈良市法蓮町にある寺で、室町時代前期の本堂と正和6年(1317年)の南門の2件が明治37年(1904年)に、鎌倉時代後期の塔婆が明治41年(1908年)に国の重要文化財に指定されている(文化庁)。いずれも旧法による指定の日付である。

寄棟造・本瓦葺の不退寺本堂
寄棟造・本瓦葺の不退寺本堂KENPEI / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

観光庁の解説によれば、不退寺は平安時代初期の歌人在原業平が承和14年(847年)に開いたと伝わる寺で、この地はもと平城天皇の所有で、阿保親王、その子の業平へと受け継がれた。境内は約500種の花や木が植えられた寺として知られる。

3件の構成

本堂は桁行五間・梁間四間の寄棟造・本瓦葺で、観光庁によれば、業平が自ら彫ったと伝わる木造の観音菩薩像などを安置する(文化庁、観光庁)。

塔婆はもとは多宝塔の下重で、三間四方の建物に宝形造・桟瓦葺の屋根を載せた姿で伝わり、古材7点もあわせて指定されている(文化庁)。南門は切妻造・本瓦葺の四脚門で、旧懸魚1個もあわせて指定されている。各棟の構造は、それぞれのページで扱っている。

見学について

拝観の時間と拝観料について、公的な案内は確認できなかった。

参考文献

不退寺本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2506
不退寺塔婆(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2508
不退寺南門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2507
Futaiji Temple(観光庁 地域観光資源の多言語解説文データベース)
https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/R6-00100.html

最終更新日: 2026.10.23

基本情報

名称不退寺
所在地奈良県奈良市法蓮町
所有者不退寺
指定重要文化財 3件
座標34.69461, 135.81260