不退寺塔婆とは

不退寺塔婆は、奈良県奈良市法蓮町にある鎌倉時代後期の多宝塔の下重が残る塔婆で、明治41年(1908年)4月23日に国の重要文化財に指定された(文化庁)。読みは「ふたいじとうば」。

宝形造の屋根を載せた不退寺塔婆
宝形造の屋根を載せた不退寺塔婆KENPEI / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、桟瓦葺で、もとは多宝塔の下重である。附として古材7点があわせて指定されている。指定番号は00480である。

文化庁の記録にある明治41年(1908年)の指定日は、旧法による指定の日付である。

多宝塔の下重

不退寺塔婆は、三間四方の宝形造・桟瓦葺の建物で、もとは多宝塔の下重である(文化庁)。文化庁は鎌倉時代後期とし、古材7点もあわせて指定している。上重を失い、下重に宝形の屋根を載せた姿で伝わっている。

観光庁の解説によれば、不退寺は平安時代初期の歌人在原業平が承和14年(847年)に開いたと伝わる寺で、この地はもと平城天皇の所有で、阿保親王、その子の業平へと受け継がれた。

重要文化財としての価値

文化庁の記録に解説文はなく、構造欄と年代が指定の内容を伝える。鎌倉時代後期の多宝塔の下重で、古材7点もあわせて指定されている(文化庁)。

見どころ

多宝塔の下重に宝形造の屋根を載せた塔の姿が見どころである(文化庁)。

見学について

不退寺が所有する(文化庁)。拝観の時間と拝観料について、公的な案内は確認できなかった。本堂・塔婆・南門は不退寺のページにまとめている。

Q&A

Q不退寺塔婆はいつ建てられましたか?
A鎌倉時代後期です(文化庁)。
Qもとはどんな塔でしたか?
A多宝塔の下重です(文化庁)。
Qいまの屋根は?
A宝形造・桟瓦葺です(文化庁)。
Q附として指定されているものは?
A古材7点です(文化庁)。
Q不退寺塔婆が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A明治41年(1908年)4月23日です(文化庁)。

基本情報

名称不退寺塔婆(ふたいじとうば)
所在地奈良県奈良市法蓮町
指定区分重要文化財(建造物)
指定年明治41年(1908年)4月23日指定
員数1基(附 古材7点)
寸法桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、桟瓦葺(もと多宝塔下重)
所有者不退寺
公開状況拝観の公的な案内なし

参考文献

不退寺塔婆(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2508
Futaiji Temple(観光庁 地域観光資源の多言語解説文データベース)
https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/R6-00100.html

最終更新日: 2026.10.23