金峯山寺とは
金峯山寺は、奈良県吉野郡吉野町吉野山にある寺で、天正19年(1591年)ごろの本堂(蔵王堂)と康正2年(1456年)の二王門が昭和28年(1953年)11月14日に国の国宝に指定され、室町時代中期の銅鳥居が昭和17年(1942年)に国の重要文化財に指定されている(文化庁)。本堂と二王門は明治期に、銅鳥居は昭和17年に、いずれも旧法で指定されたものである。

金峯山寺は役小角が開いたと伝える寺で、山上と山下の二つの伽藍に分かれ、本堂は山下の伽藍に建つ(文化庁)。観光庁の多言語解説文は、修験道の祖とされる役行者(634〜701年)の開創と伝え、2004年にユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部となったと紹介している。
3件の構成
本堂は天正14年(1586年)の焼失後に再興された蔵王堂で、正面26メートル・側面27メートル・総高27.5メートルに及ぶ全国でも有数の大建築である。内部には仕上げていない長大な柱が林立し、文化庁は大建築でありながらよく整った形態を示すとしている。
二王門は規模の大きな三間一戸の二重門で、上重・下重とも三手先の組物を組み、延文2年(1357年)の二王像を安置する。中世に少ない腰屋根付きの二重門の代表的な遺構とされる(文化庁)。銅鳥居は室町時代中期の銅製の明神鳥居である。各件の構造は、それぞれのページで扱っている。
拝観について
拝観の時間や料金について、公的な案内は確認できなかった。観光庁の多言語解説文によれば、本堂の蔵王権現像は時折公開されるのみである。
参考文献
- 金峯山寺本堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2797
- 金峯山寺二王門(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2798
- 金峯山寺銅鳥居(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2799
- Kinpusenji Temple(観光庁 地域観光資源の多言語解説文データベース、英語)
- https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/en/R1-00584.html
最終更新日: 2026.10.23
基本情報
| 名称 | 金峯山寺 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県吉野郡吉野町吉野山 |
| 所有者 | 金峯山寺 |
| 指定 | 国宝 2件・重要文化財 1件 |
| 座標 | 34.36936, 135.85854 |