内藤家住宅中庭北塀とは

内藤家住宅中庭北塀は、奈良県奈良市池田町にある明治43年(1910年)頃の屋敷の北辺の塀で、令和5年(2023年)8月7日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「ないとうけじゅうたくなかにわきたべい」。

文化庁の記録では、木造、瓦葺で、延長は12メートル。一方、文化庁の解説文は延長を12.3メートルとしている。登録番号は29-0356である。

水路に沿う屋敷北辺の塀

内藤家住宅中庭北塀は、かつての環濠集落にある旧家の屋敷の北辺に建つ桟瓦葺の塀である(文化庁)。北面は水路の石積み護岸に延石を据えた上に立ち、大壁造の漆喰仕上げに腰板を張る。

南面は真壁造の漆喰仕上げで、2か所に花崗岩の控柱を立てる(文化庁)。こちら側は主屋北側の座敷庭に面し、庭の背景になっている。奈良市によれば、柱は半間ごとに立ち、水路側の背面は高い腰板張りである。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、伝統的な農村景観を形成しているとして「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に登録した。奈良市は、左右の建物や水路と合わせて、長大で整った景観をつくっているとしている。

見どころ

表と裏で仕上げが違う塀である。水路側は柱を見せない大壁に高い腰板、庭側は柱を見せる真壁と、見る側によって表情が変わる(文化庁、奈良市)。

庭側の2か所に立つ花崗岩の控柱と、水路側の石積み護岸の上に据えられた延石も確かめたい。奈良市の文化財ページには、庭側と水路側の両方の写真が掲載されている。

見学について

内藤家住宅中庭北塀は北面が水路に面している(文化庁、奈良市)。内藤家住宅は個人の住宅で、座敷庭側の公開について公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q内藤家住宅中庭北塀はいつ造られましたか?
A明治43年(1910年)頃です(文化庁)。
Q内藤家住宅中庭北塀の長さは?
A文化庁の構造欄では延長12メートル、解説文では12.3メートルとされています。
Q内藤家住宅中庭北塀の特徴は?
A水路側は大壁造に腰板張り、庭側は真壁造で、表と裏で仕上げが異なります(文化庁)。
Q内藤家住宅中庭北塀はどこにありますか?
A屋敷の北辺、水路の石積み護岸の上に建ち、座敷庭の背景になっています(文化庁)。
Q内藤家住宅中庭北塀が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和5年(2023年)8月7日です(文化庁)。

基本情報

名称内藤家住宅中庭北塀(ないとうけじゅうたくなかにわきたべい)
所在地奈良県奈良市池田町122
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和5年(2023年)8月7日登録
員数1棟
寸法木造、瓦葺、延長12m
所有者個人(奈良市による)
公開状況個人の住宅(公開の案内なし)

参考文献

内藤家住宅中庭北塀(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014660
内藤家住宅主屋、長屋門及び塀、中門、中庭北塀(奈良市 文化財課)
https://www.city.nara.lg.jp/site/bunkazai/184545.html

最終更新日: 2026.10.16