屋敷の北西を囲む31メートルの塀

横内家住宅土塀は、大阪府東大阪市四条町にある明治後期(1898〜1912年)建築の瓦葺の土塀で、平成27年(2015年)に国の登録有形文化財に登録された。

横内家住宅土塀は敷地の北西の面を鉤の手に折れながら囲み、延長は31メートルに及ぶ。横内家住宅の5件のうち、道路に面して最も長く姿を見せているのがこの土塀である。

野面積の石垣と厚い築地塀

足もとには大振りの自然石を加工せずに積んだ野面積の石垣を据え、その上に厚さ約0.6メートルの築地塀を築く。壁は漆喰で塗り、屋根は桟瓦葺とする。

道路の高さが場所によって違うため、石垣の高さも一定ではない。西面の石垣が最も高く、約1.9メートルを測る。坂を歩くと石垣が少しずつ背を伸ばし、その上に漆喰の壁と瓦屋根が載る姿が続く。

城郭を思わせる風格

文化庁の解説は、横内家住宅土塀を城郭を思わせる風格を備えた土塀と評している。粗い石垣と厚みのある塀の組み合わせが、住宅の塀としては重い構えを生んでいる。

屋敷の内側では、主屋・奥座敷棟・表門などがそれぞれの時期に手を加えられてきた。その外まわりを明治後期の横内家住宅土塀が受け止め、集落の通りに屋敷の輪郭を示している。

登録は平成27年(2015年)8月4日、登録番号27-0635で、登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

見学について

横内家住宅土塀は道路に面しており、公道から外側を見ることができる。屋敷は個人の住まいで、敷地の中に入れるという案内は見当たらない(2026年10月時点)。

石垣の高さの変化を見るなら、西面から北面へ塀に沿って歩くのがわかりやすい。撮影は通行の妨げにならないよう道の端から行い、塀に触れたり登ったりしないようにしたい。

Q&A

Q横内家住宅土塀はどこにありますか?
A大阪府東大阪市四条町、横内家住宅の敷地の北西面を鉤の手に囲んでいます。延長は31メートルです。
Q横内家住宅土塀はいつ造られましたか?
A文化庁のデータベースでは明治後期(1898〜1912年)の建築です。
Q横内家住宅土塀はどんな構造ですか?
A大振りの自然石を野面積にした石垣の上に、厚さ約0.6メートルの築地塀を築き、壁を漆喰塗、屋根を桟瓦葺としています。
Q横内家住宅土塀の石垣はどのくらいの高さですか?
A道路の高低に応じて変わり、西面が最も高く約1.9メートルあります。
Q横内家住宅土塀は見られますか?
A道路に面しているので、公道から外側を見ることができます。敷地内の公開の案内は見当たりません(2026年10月時点)。

基本情報

名称横内家住宅土塀
所在地大阪府東大阪市四条町433
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号27-0635
指定年平成27年(2015年)8月4日登録
員数1棟
寸法土塀、瓦葺、延長31メートル
所有者文化庁データベースに記載なし(個人の住まい)
公開状況外側は公道から見られる。敷地内の公開案内なし

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁) — 横内家住宅土塀
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00010680
文化遺産オンライン — 横内家住宅土塀
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/213144

最終更新日: 2026.10.07