大賀家住宅二階座敷とは

大賀家住宅二階座敷は、岡山県岡山市北区今保にある江戸時代後期(1751〜1829年)建築の木造2階建の座敷棟で、明治中期頃に他所から移築され、平成14年(2002年)6月25日に登録有形文化財(建造物)として登録された。読みは「おおがけじゅうたくにかいざしき」。

大賀家住宅の主屋の北側、内蔵の東側に建つ。建築面積は61平方メートル、屋根は本瓦葺である。文化庁の解説によれば、この建物は内蔵の前の空間(蔵前)を兼ねている。

登録の理由と価値

大賀家住宅二階座敷の登録番号は33-0059。屋敷の9棟と同じ日に登録され、登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

この建物は、江戸時代後期に建てられたものを明治中期頃に別の場所から移してきたとされる。建てられた年代と、ここに置かれた年代が異なる。移築にあたっては、内蔵の前を兼ねる位置が選ばれており、座敷であると同時に蔵まわりの動線の一部にも組み込まれている。

文化庁は用材に凝った丁寧なつくりと評している。規模は小さいが、材の選び方に家の格が表れた座敷である。

見どころ

東が入母屋、西が切妻の屋根

大賀家住宅二階座敷の屋根は、東側を入母屋造、西側を切妻造とする。片方の妻だけを入母屋にした形で、西に建つ内蔵に接する側を簡素な切妻で納めている。

各階6畳2室の構成

一階・二階とも6畳間2室で構成される。上下の部屋の大きさをそろえた、整った平面である。

桜の縁板と面皮杉の棹縁

縁の板には桜材を用い、天井の棹縁には面皮の杉を使う。面皮は丸太の角に皮の面を残して製材した材で、数寄屋の意匠でよく好まれる。縁を歩く足元と見上げた天井の両方に、選んだ材が見える。

見学方法

大賀家住宅二階座敷は屋敷の奥、主屋の北側に建ち、内部は公開されていない。岡山県の文化財紹介も大賀家住宅の公開状況を「公開されていません」としている。桜の縁板や面皮杉の天井は、外から見ることはできない。敷地に立ち入らないこと。

Q&A

Q大賀家住宅二階座敷は見学できますか。
Aできません。大賀家住宅は個人の住まいで、岡山県の文化財紹介でも公開状況は「公開されていません」とされています。
Q大賀家住宅二階座敷はいつ建てられ、いつ登録有形文化財になりましたか。
A江戸時代後期(1751〜1829年)の建物で、明治中期頃に他所から移築されました。平成14年(2002年)6月25日に登録され、登録番号は33-0059です。
Q大賀家住宅二階座敷の構造と規模は。
A木造2階建、本瓦葺で、建築面積は61平方メートルです。屋根は東側が入母屋造、西側が切妻造。各階とも6畳間2室です。
Q大賀家住宅二階座敷は屋敷のどこにありますか。
A主屋の北側、内蔵の東側に建ち、内蔵の前の空間を兼ねています。
Q大賀家住宅二階座敷の内装の特徴は。
A縁板に桜材、天井の棹縁に面皮の杉を用いるなど、用材に凝った丁寧なつくりです。

基本情報

名称大賀家住宅二階座敷(おおがけじゅうたくにかいざしき)
所在地岡山県岡山市北区今保755
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成14年(2002年)6月25日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積61平方メートル
所有者個人
公開状況非公開(個人の住宅)

参考文献

国指定文化財等データベース 大賀家住宅二階座敷(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002816
文化遺産オンライン 大賀家住宅二階座敷(文化庁)
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/179036
大賀家住宅主屋ほか(岡山県)
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/260971.pdf

最終更新日: 2026.10.01