岡山県・奈良
Nara岡山県 の奈良時代(710 – 794)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
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岡山県 奈良時代
710 – 794
三彩壺/伝岡山県出土は、奈良時代八世紀前半に作られた、国指定重要文化財の三彩陶器です。倉敷美観地区にある倉敷考古館の所蔵で、明治三十七年頃に岡山県津山市近郊の横穴式石室から、陶棺などとともに発見されたと伝えられています。最大胴径二十五・三センチメートル、総高二十一・三センチメートルという大形の薬壷形をなし、白泥の化粧土の上に緑・黄褐・透明釉を掛け分けた華やかな三彩釉が、千三百年を経た今も艶やかな光沢を保っています。これほどの大きさで完形を保つ奈良三彩は全国でも数例しか知られず、本来は奈良の宮廷や大寺院でしか目にできなかった最高級陶器が、地方豪族の祖先墓に火葬骨蔵器として納められていたという、当時の中央と地方を結ぶ歴史を今に伝える貴重な一品です。