南大東島東海岸植物群落とは:海軍棒の岩礁に生きる海岸植物

南大東島東海岸植物群落(みなみだいとうじまひがしかいがんしょくぶつぐんらく)は、沖縄県島尻郡南大東村の南大東島東海岸にある海岸植物の群落で、昭和50年(1975年)3月18日に国の天然記念物に指定された。

文化庁の記録では、指定基準は「海岸及び沙地植物群落の代表的なもの」と「珍奇又は絶滅に瀕した植物の自生地」である。

指定時の説明によると、群落があるのは南大東島東海岸の、俗に「海軍棒」と呼ばれる岩礁地帯で、足元はサンゴ石灰岩である。

南大東島東海岸植物群落の植物

文化庁の指定説明によると、この一帯にはミズガンピを主として、オオソナレムグラ、ボロジノニシキソウ、アツバクコ、シロバナイソマツなどが混じり合った群落が見られる。

このうちボロジノニシキソウは、マリアナ諸島やオーストラリアなどに分布するほかは例がなく、日本ではこの島に特有の植物である。指定説明は、学術上貴重な群落としてこの点を強調している。

南大東村が全国町村会に寄せた紹介でも、ボロジノニシキソウは南北大東島のほかにはマリアナ諸島とオーストラリアの限られた地域でしか見られない貴重な植物とされている。

南大東島東海岸植物群落の価値

文化庁は、海岸植物群落の代表的なものとして、また分布の限られた植物の自生地として、この群落を天然記念物に指定した。サンゴ石灰岩の岩礁という厳しい立地で、ボロジノニシキソウを含む群落がまとまって残っている点に価値がある。

南大東島東海岸植物群落の見学方法

南大東島東海岸植物群落は南大東島の東海岸、海軍棒と呼ばれる岩礁地帯にある。現地の見学条件について、公的な案内は確認できなかった。

天然記念物のため、植物を採ったり踏みつけたりしてはならない。サンゴ石灰岩の岩場は鋭く滑りやすいので、歩きやすい靴で足元に注意したい。問い合わせは南大東村役場へ。

Q&A

Q南大東島東海岸植物群落はいつ天然記念物に指定されましたか?
A昭和50年(1975年)3月18日に指定されました。
Q海軍棒とは何ですか?
A南大東島東海岸の岩礁地帯の俗称で、群落はここにあります。
Q南大東島東海岸植物群落にはどんな植物がありますか?
Aミズガンピを主に、オオソナレムグラ、ボロジノニシキソウ、アツバクコ、シロバナイソマツなどが混じり合っています。
Qボロジノニシキソウはなぜ貴重なのですか?
Aマリアナ諸島やオーストラリアなどのほかは例がなく、日本では南大東島に特有の植物だからです。
Q南大東島東海岸植物群落を見学するときの注意は?
A植物を採ったり踏んだりしないこと、鋭く滑りやすい岩場で足元に注意することです。

基本情報

名称南大東島東海岸植物群落(みなみだいとうじまひがしかいがんしょくぶつぐんらく)
所在地沖縄県島尻郡南大東村
指定区分天然記念物
指定年昭和50年(1975年)3月18日指定
員数文化庁データベースに記載なし
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況屋外の岩礁地帯。公的な見学案内は確認できず

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「南大東島東海岸植物群落」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/401/3054
文化遺産オンライン「南大東島東海岸植物群落」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/211730
全国町村会「沖縄県南大東村 島まるごとミュージアム」
https://www.zck.or.jp/site/forum/1004.html

最終更新日: 2026.09.27