免山篤家住宅納屋

茨木市の北、大阪の丘陵地にある佐保の集落は、免山篤家住宅を核として形づくられてきた。その屋敷地内の八棟が平成12年(2000年)に登録された。

敷地南東隅に建つ納屋は、登録八棟のなかで最も古い。建築は明治38年(1905年)で、主屋よりも七年ほどさかのぼる。建築面積は約41平方メートルを測る。

登録の理由と価値

正面南半には下屋を付し、そこから北へ、下屋の屋根と一連の庇を持ち送りで支えて延ばす。屋根は切妻造・桟瓦葺、外壁は柱を見せない大壁とし、軒では垂木や母屋の形までも塗り込めている。

見どころ

納屋は作業のための建物だが、これは屋敷への露地の正面に立つため、外観に配慮した造りとなっている。収蔵と労働のための建物に施されたこの心配りは屋敷全体に通じるもので、納屋は歴史的景観への寄与を理由に登録されている。

免山篤家住宅は個人の住まいであり、内部は公開されていない。ただし道路に面した塀・土蔵・石垣は集落の通りから望むことができ、屋敷内に立ち入らずとも表構えを外から眺められる。地域の歴史全般を知るには、市街地にある茨木市立文化財資料館が一般に公開されている。

Q&A

Q納屋はなぜ重要なのですか。
A登録八棟のうち最も古く、明治38年(1905年)、主屋より七年ほど前に建てられました。屋敷への露地の正面に立っています。
Q主な特徴は何ですか。
A正面南半の下屋と、北へ延びる持ち送り支えの庇、切妻・桟瓦葺の屋根、柱を隠す大壁で、軒まで塗り込めた仕上げが特徴です。
Q納屋がこれほど整っているのは普通ですか。
A必ずしもそうではありません。入口の露地に面するため、作業用の建物ながら外観に配慮した造りとなっており、屋敷全体の意匠に通じています。
Q見学できますか。
A内部は非公開です。納屋や周囲の通りの景観は公道から眺められます。

基本情報

名称免山篤家住宅納屋(めざんあつしけじゅうたくなや)
所在地大阪府茨木市佐保1161
指定区分登録有形文化財(建造物)
登録年月日2000年(平成12年)12月4日(第27回登録)
建築年明治38年(1905年)
構造・形式木造平屋建、瓦葺、建築面積約41㎡
員数1棟
登録番号27-0126
所有個人
公開状況個人住宅につき内部非公開

参考文献

国指定文化財等データベース — 免山篤家住宅納屋
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00002065
文化遺産オンライン — 免山篤家住宅納屋
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/148675
茨木市教育委員会 — 歴史・文化財に関する事業
https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/kyoikuiinkaikyoikusoumu/rekibun/rekishibunkazai_jigyou/index.html

最終更新日: 2026.07.03