水野旅館観風亭とは

水野旅館観風亭は、佐賀県唐津市東城内の唐津湾を望む海岸沿いにある、昭和13年(1938年)に別荘として建てられた木造平屋建の和風建築で、平成29年(2017年)10月27日に表門とともに国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「みずのりょかんかんぷうてい」。現在は水野旅館の客室「百合の間」として使われている(文化庁、水野旅館)。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積156平方メートルで、昭和46年(1971年)頃と昭和50年代に改修された。登録番号は41-107で、所有者は有限会社水野旅館である。

紙問屋の別荘から旅館へ

水野旅館によれば、旅館は昭和28年(1953年)に、紙問屋の別荘だった建物を先代が譲り受けて創業した。昭和48年に名護屋城から移したと伝わる武家屋敷門(水野門)を移築し、昭和56年に本館を建てた。

観風亭(百合の間)は創業当時の面影を伝える建物で、水野門とともに登録有形文化財となった(水野旅館)。文化庁は、表門を江戸時代末期の一間薬医門で、昭和48年に移築されたものとしている。

登録有形文化財としての価値

水野旅館観風亭は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、端正な座敷飾りを備えた良質なもと別荘と評価している。

見どころ

水野旅館観風亭は玄関棟と座敷棟からなり、入母屋造の屋根を直交させて複雑な外観をつくる(文化庁)。

玄関棟は式台の奥に板敷の間を設け、座敷棟は中二階として、広縁の開放的な窓から唐津湾を望む趣向が凝らされている(文化庁)。

利用について

水野旅館観風亭は水野旅館の客室として使われており、建物の中に入るには宿泊や食事での利用が前提となる。所在地は唐津市東城内4-50で、唐津城のすぐそばにある。問い合わせは水野旅館(0955-72-6201)(水野旅館)。

Q&A

Q水野旅館観風亭はいつ建てられましたか?
A昭和13年(1938年)で、昭和46年頃と昭和50年代に改修されています(文化庁)。
Q観風亭はもともと何の建物ですか?
A紙問屋の別荘で、昭和28年に水野旅館の創業に使われました(水野旅館)。
Q水野旅館観風亭の建築の特徴は?
A玄関棟と座敷棟の入母屋屋根が直交し、中二階の座敷棟の広縁から唐津湾を望みます(文化庁)。
Q水野旅館観風亭に泊まることはできますか?
A水野旅館の客室「百合の間」として使われています(水野旅館)。
Q水野旅館観風亭が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成29年(2017年)10月27日です。

基本情報

名称水野旅館観風亭(みずのりょかんかんぷうてい)
所在地佐賀県唐津市東城内96-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成29年(2017年)10月27日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積156平方メートル
所有者有限会社水野旅館
公開状況旅館の客室として利用(宿泊・食事で利用可)

参考文献

水野旅館観風亭(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012071
水野旅館門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012072
水野旅館について(水野旅館)
https://www.mizunoryokan.com/history/

最終更新日: 2026.10.10